魔と呪（9）クロちゃん早く逃げて！（その3）
魔性の女というのがある。
わたしも何人が知っていまうが（汗）
魔性の男っていうのはあまり聞かない。
男の場合は魔人とか魔王とかです、ハクション大魔王（参考）
魔性の女は男をダメにする。
その色香で男は翻弄され虜となって奴隷となって
正常な判断力を失い破滅する。
小悪魔の進化系でしょうか
魔性よりもランクが下なのが悪女です。
もうすこし所帯じみてくると毒婦ともいわれます。
まあこういうのは共通してオールマイティーなのですが
とは別に、
人間関係のなかには破壊星の関係というのがある。
これは中国四千年の歴史の英知から生み出された
宿曜二十七星法にあるもので
円盤を二十七分割して生年月日でその位置を配し
それぞれの角度で相性を鑑定する。
西洋占星術いう獅子座と蠍座は「最悪」というのの
拡大版だ。（十二正座＜二十七宿）
この破壊星同士の関係は
破壊される側と破壊する側に分けられます。必ず
そういう物騒な相手なら近づかないほうがいい
というか破壊されるのなら最初からうまくいかないと
思うのですが、この関係は強烈に惹かれあう。
不思議ですねえ
そして衝突して大爆発だ！
破壊される側にとって相手は魔性の女であり
それが女性の立場であれば、魔性の男。とはいわない。
ただ、ここで魔性のさそり子がいたとして
獅子男を腑抜けにしてだめにしたとします。
じゃあさそり子はみんなを不幸にするか？というと
そうじゃない。獅子男と別れてから
お見合いパーティーで知り合った蟹男とは
とても上手くいく昼は淑女で夜は娼婦に大変身！
おかげで蟹男は仕事もバリバリ夫婦円満大往生！
みたいな、感じですかね。
で、よくDV男とかいます。こういう場合、
男が破壊する側で、虐げられる女が破壊される側かというと
100％そうではなく
半分ぐらいはその逆で男が破壊されてて
可哀想な女が実は男を破壊してる。
星一徹と娘の明子はそのパターンで
一徹は従順な明子にイライラするし、
また依存してわがままになる。
もし仮に娘が明子ではなく、よし姉さんとかうり坊だったら
毎日頭痛で寝たきりになるでしょう。
一徹の飛馬に対する虐待はあそこまで拡大しません。
飛馬にとっての明子は迷惑な姉だったわけですね。
長くなったのでまとめです。（うり坊がうるさいので）
やさしさが残酷なこともあるのだ。
それが特効薬になるほど世の中、甘くはない。
ケメコわかったか。
別れること断つことを怖れてはいけない。
クロちゃん、わかった？
