あかんたれブルース

継続はチカラかな

物分りの良い人



『恐怖の報酬』という古いフランス映画があります。
南米の工業火災消化のためにニトログリセリン
トラックに積んで運ぶ、命がけのその報酬額は?

2000ドルでした(汗)

この間、久々にBSでやってるのをチラッと観てて
その金額に愕然となった。
いまでいえば・・・16万円ですよ(涙)

公開当時(1953年)なら1ドル360円でしょうから
72万円ですが、昭和28年の72万円かあ
人間一人の命の値段がねえ(先進国フランスでも)

現在でも貧しい東南アジアや中国人が
こんな金で?という金額で臓器を売ったり殺人を請け負ったりする。

命の値段をテーマに記事を書いたこともありましたが
古典映画の名作『恐怖の報酬』で愕然とさせられた。


ハイリスクハイリターンという言葉がある。
つまり危険やリスクにはそれなりの報酬が存在する。
たとえ皮算用でも目論みでも夢でも

しかしだ、現在の労働者諸君よ
そのリスクや危険や疲労・消耗、苦悩・・・に対する
その報酬は正当なものなのか?

体を壊してまでやらなきゃならないものなのか?

馬鹿な政治家は最低時給を1000円確保。で
改善されると思っている。
中小企業は1000円払えないの!
だから外国人を雇うわけじゃないいか。
大きな企業は1200円払うの!
でも、一人で二人分の仕事をさせるの。
2000円必要なところを1200円でやらせて
恩にきせてボロボロにして使い捨てしてるの。
できなければダメの烙印を押されることを恐れて
生活できないから頑張って、そして倒れてしまう。
悪循環だよねえ・・・

税と福祉の一体化・・・
いったい誰が税を払うのか?
企業優遇税制ですか。そりゃまたけっこうなこって

雇用を生む政策に本腰を入れないと不味いよ。
民主化ミャンマー進出に喜々としていないでさ
国策でエネルギー政策とインフラと環境保全やろう
教育改革やって内需を活性化しようよ。
それに協力する企業は優遇してあげよう。
国策は買いですから、株価も活性化するぞ。

海外の日本企業には正当な税金を納めてもらいましょう。
だからどんどん出ていってください。
頑張って稼いでこいよ~お、お国のために

(私的)利益を追及するタガの外れた資本主義の暴走。
なんだったら株式化を廃止して社団法人化してもいい。
いや別に社会主義共産主義にかえろというのではない。
戦前、資本と経営の分離論が叫ばれました。
現在はある意味でその路線にあるとも思う。
しかし、資本家側である株主は企業収益が常にプラスで
ないと納得しない。
100メートルの走破タイムが四半期ごとにプラス成長し
更新されないといけないのだ。
8秒7秒6秒5秒・・・そんな馬鹿な!
ドーピング。コレ飲んで走れ
このロケット背負って走れ

さて、この恐怖の報酬のお値段は自給1200円也

ところで、馬太郎
あなた右翼じゃなかったの?

わたしゃ本願寺門徒です!