あかんたれブルース

継続はチカラかな

ビジネスと宗教

マグロ女と芋侍(2)


薩州浪人馬太郎です。
江戸に潜伏すること三十四年
幕府の秘事の手掛かりのようなものをつかみました。

女人や女体、もしくは女体の一部を
菩薩とか観音様と拝む信仰がある。

今年一月
甲州の極楽侍J太郎が思いつめた表情で
相談したきことありと、ヒソヒソ話
「馬太郎さん○○○○占いのビジネスをやりませんか」

 ○マ○○占い・・・
 そういえば38年前に日テレの11PMで紹介していたなあ・・・
 そういうと、J太郎は己のアイデアが先を越されていたことに
 不満の表情を隠せない。

  ま、100人いれば100通り100種類の○○○コはあるわけで
  手相人相同様にマン相もあって不自然ではありません。

「オ○○○占い? だれがそれ鑑定するの?」と問えば

「馬太郎さんがやるに決まってるじゃないですか!」

  えええっ、俺にフルのかよ(汗)

「嫌だよ」

「なんでですか」

「だって100人いたら100人の○○ン○観なきゃいけないんだろう
 100人中2、3人だった観たいかもかもしれないけれど
 わたしゃそんなに観たいと思わないね」

「俺はけっこういけますよ」

だったらお前がやれよ!

「それにそれが仕事になっちゃうと
 朝起きて、あああ今日もまたオ○ン○観なきゃいけないのか
 嫌だなあ・・・ってことにもなりかねない。わたしゃ嫌」

「俺はけっこういけますよ」

だったらお前がやれよ!


それから三ヶ月
甲州の極楽侍J太郎が思いつめた表情で
相談したきことありと、ヒソヒソ話
「馬太郎さん壺占いのビジネスをやりませんか」

壺?

「だれがそれ鑑定するの?」

「馬太郎さんがやるに決まってるじゃないですか!」


・・・


先だって信州牛追い絵師寅屋がいった。

「若い頃はセックスに関して過剰な期待をもつものですが
 経験を重ねるうちにそれが現実とかけ離れたことを
 痛感させられるです。けんどね
 なんていうか、それによって教えられるというか
 悟りなんてもんじゃないんですが
 なんかそれに近いようなものに触れるような気がするんです」

寅屋、それだよ。それそれ