あかんたれブルース

継続はチカラかな

軽くて明るい結婚願望

固くなに定まった観る念力(4)


この間、とある講演で
鎌倉時代の結婚事情を拝聴しました。

御存知のように当時は通い婚です。
男が女の(実)家に通う。
女は結婚しても姓はかわらない。

源頼朝と結婚しても政子は北条のママだった。

鎌倉時代の通い婚というとなんか
現実離れしていますが
現代に置き換えてもそう無理はない気がする。
夫婦別姓もあるんだから
なにも問題はないと思いませんか?

サザエさん鎌倉時代の設定だと
フグ田サザエではなく「磯野波平の娘」と記載される。
カツオは年頃になるとフラフラ出歩いて
色々ちょっかいをだすけれど
結局は花沢家の娘(花子)に捕まってしまうのです。

こういうのだと
シングルマザーとかなくて
いいですねえ。
娘と一緒に生活するのが親も気兼ねがなくていい。

現在の結婚観念が確立したのは
たぶん明治にはいってから、
一夫一婦制が敷かれてからなんでしょうねえ。

歴史は非常に浅い。

で、この講演で
どっかの大学の先生が・・・なんていってたか
ど忘れしましたが餅つきとか餅焼きだったかな?
要は新婚の二人がくっついて離れない。
ラブラブなのでそうです。

鎌倉時代の夫婦がラブラブって
当たりえていやあ当たり前なんでしょうが
なんか意外というか、いいですね。

で、冷めたら後腐れなく次の相手とラブラブ。
それと比べたら明治とか大正とかの結婚のイメージは
相手の顔も知らないとかよそよそしくて
味も素っ気もないような
ラブラブなんてはしたない。実際に恋愛結婚ははしたない
っていわれてたみたいですね。

これやせ我慢からきてると思う。
人間死ぬのが一番恐いわけじゃないですか。
だから命を軽んじるところに美徳を見出すわけで
結婚もラブラブ浮かれていたら恥しい
だから「こんなのちっとも嬉しくない」って感じなのかな

なんか不自然というか不自由というか

こういうのが常識となり
固定観念として植え付けられたわけだ。

戦後、ラブラブは復権させたけど
結婚の形式とか観念はまだまだ不自由なママです。
世間体とかが壁になっている。

変なプレッシャーからストレスをためて
ギクシャクするよりも
通い婚制度一発で世の中けっこう明るく軽くなる
気がしませんか?