あかんたれブルース

継続はチカラかな

青春そのもの



久々に教育改革ネタで

山中伸弥氏のノーベル賞受賞で沸きたっています。
ips細胞、凄いですね!
やっぱり京大か。東大からは官僚は輩出しても
なかなかこのようなユニークな人材は出づらい?

その山中はいわゆる学者っぽいイメージではなく
なんかかっちょいいですよね。

奥様とは中学からの同級生で高校一年で交際がはじまったとか。
修学旅行ではふたりで抜け出してサイクリング。
集合時間に遅刻して交際がバレてしまったとか(笑)。

眩しい青春!

前回、宮崎駿の『耳をすませば』をネタにしましたが
まさにそれ、これじゃあ女子にモテるよね。

そんな山中さんと共にノーベル医学生理学賞を受賞した
ジョン・ガードン氏(ケンブリッジ大・名誉教授)は
高校時代(15歳)の成績が悪くて(50点中2点とか)
教師からボロクソにいわれていたというニュースがありました。
「(教師の)言うことを聞かず、自分のやり方に固執する」
「(将来の道も)科学者を目指すと承知しているが、
 ばかげた考えだ。
 本人にとっても教える側にとっても完全な時間の無駄」

だってさ(笑)。

どっちかっていうとアスペルガー気だったんですかね。
そうそうスピルバーグもそうだったんですってよ。

ま、そういうことをいってもレアケースとしか
解釈されないでしょうが、なんというか
自分達で平均的な、とか
優秀の枠組みを拵えておいて、そこに当てはまらないものを
排除排斥するのはおかしいと思いませんか?

結局それは、教育機関や組織、
社会の怠慢でしかないんじゃないかな。

子育てってものには手がかかるものです。


山中さんも医学部に進んだけれど
手術が下手でバカにされたみたいですねえ。
もし彼が手先が器用で手術が上手かったらips細胞は
発見されなかったわけです。
世の中というものは面白い仕組みになっている、って思わない?

「本人にとっても教える側にとっても完全な時間の無駄」と、
ガードン氏の通知表に記した教師も、私達も間違っている。
世の中に無駄なことはない。
必ず意味があるのだ。

それを立証するように、山中さんはこう言った。
「9回失敗しないと、なかなか 1回の成功が手に入らない」

私達はそれこそ1回や2回の失敗で挫折する。
それどころか、やるまえから無理無理と決めてかかる。

日本の教育改革

必要だと思いませんか?

別にノーベル賞のことをいってるんじゃなくて、
ひとりひとりが輝ける人生を送る場をもっと増やすために
幸せな人生を送る邪魔をしないために
そういうのが必要なのだ。

大人達よ、しっかりしろ!



(今日の名言)

あの頃の生き方をあなたは忘れないで
あなたはわたしの青春そのもの

荒井由美『卒業写真』