あかんたれブルース

継続はチカラかな

人権の暴走



とある小学校で障害をもつ生徒が入学しました。
その保護者から他の生徒と同じように学ばせてほしい
という要望があったのですが、
学校側は万が一のことを懸念して
介助員を付けることを
提案した。

これに対してその子の保護者は断固拒絶した。

学校長と副校長と、その保護者との
話し合いが持たれた。
保護者はまったく学校側の言い分を聞き入れない。
ここで困ったとに、この校長がキレた。
副校長はヤバイと思ったが後の祭り・・・

感情的になった校長と保護者の間で
副校長は苦慮し奔走しますが・・・

学校側の危惧とは、もし万が一事故が起きた場合
どう責任を誰がとるのかだった。
担任や副担任だけではとても目が届かない。
もし事故が起きてしまって、訴訟になったら・・・
と考えたのですが、その前に訴えられてしまった。

・・・訴訟沙汰になってしまった。
その保護者には人権団体がついているようです。
教育委員会にも抗議が行われた。
教師の電話も盗聴されているようで、
教育委員会から日時を指定して
こんな会話をしたのかという確認がある。
教育委員会からの詰問と叱責、そして訴訟騒ぎ。

安全保護責任という正当な理由があるわけだから
学校側も訴えたらどうかという話が出た。
弁護士に相談したところ、勝てるといわれたそうです。

しかし、学校側は訴えられない。

その理由はこれま学校側が保護者を訴えた前例がない。
あえてそんな不名誉な前例に名を記すのか。
また、もし勝訴して何が得られるのか?

そして、弁護士はこうも付け加えた。
それ以上に、厄介で不味いのは
そういった場合、人権団体が押しかけて騒ぎを起こす。
マスコミのかっこうの話題にされてしまう。

学校側は腰が引けてしまった。

しかし、この話笑える? 
所詮小役人の保身と非難できる?

こういった問題は同和問題と同じように厄介だそうです。

幸いなことに、副校長の地道な説得で
介助員を目立たないかたちでつけることを
なんとかその保護者が了承してくれたので
一件落着したそうですが・・・

クラスには他の生徒もいて、それぞれに保護者がいる。
この保護者たちが訴えでたらどうなるんだろう。
そこにも大勢の人権はあるわけだ。
学校側が厄介だからとして以後、障害のある子を
受け入れない、ということにだってなるかもね。

それぞれのケースで違ってはくるでしょが、
平等、人権、権利、自由、安全・・・
考えさせられませんか?