あかんたれブルース

継続はチカラかな

公衆便所の落書き



衆議院選挙を前にして、日本維新の会
週刊文春の「宗教法人からの裏献金」報道を
「事実無根」として30日に提訴したそうです。

大阪橋下市長に対する週刊朝日の報道は
記憶に新しいと思います。
知事選のときも橋下さんに対する文春・新潮の
バッシングは度を越していました。
マスコミは橋下さんを叩けば売れると考えているのか?
それとどこぞからそういう指示でもあるのか?
そんなうがった見方さえしてしまう。

安倍総裁が以前総理を辞任するときは
財務省から某週刊誌に
安倍氏の父で故晋三氏の汚職疑惑が
リークされたことによるという話です。

真実を暴く、というよりも
なんか権力の手先というか、利用されている
みたいですよね、まったく。

ま、それはそれとしても
ここ数年の文春は堕落してしまった。
以前、龍馬の梅毒疑惑の記事とその中吊り広告の
表現に腹を立ててここで記事にしましたが
その後もあの文春ともあろうものが
下ネタスキャンダルで読者の気を引こうとしている。

結局、売らんがため、である。

日本ABC協会の今年上半期の
雑誌販売部数が発表されていました。


 (1)『週刊文春』46万5983

 (2)『週刊現代』38万1984

 (3)『週刊新潮』35万6623

 (4)『週刊ポスト』28万4755

 (5)『週刊大衆』14万5782

 (6)『週刊朝日』13万1452

 (7)『週刊アサヒ芸能』10万9069

 (8)『AERA』8万0618

 (9)『サンデー毎日』7万3072

 (10)『ニューズウィーク日本版』3万9457


しかし売れてないねえ。
昔は100万部以上あったんですが、それを割り込んで
7、80万部になった頃、売れない売れないと
騒いでいた。

しかし一位の文春でも50万を切ってるのかあ・・・
なんか前期比較では2・39%減だそうです。
文芸春秋』なんかは16・25%減の
35万2582部だそうですよ。びっくり(汗)

売れないから
もっとセンセーショナルに
もっと過激にセンセーショナルに
これが編集制作方針なんでしょうが、
結果は売れない。

わたしはなんだかんだいっても
新聞出版業界ほどマーケティングに疎くて
古い体質の業界はないと思う。
そのポピュリズムも的を射てない。

事実無根でも誹謗中傷で売れればナンボでは
その号は売れたとしても
結局は読者は離れていってしまう事実を
決して認めようとはしない。

テンパってて必死なんでしょうが
一歩前進二歩後退のジリ貧乏を
まだ認めようとはしない。
あとは競合のどこかが潰れてくれたらなあ
と願っているんじゃないかな。

そういったなかで、
AKBとかアイドルグループメンバーの
男女交際のスキャンダルを暴露する。
この間は中絶記事がありましたが
結婚を前提に付き合って
それでも仕方なく中絶しなきゃならなかった
十代の娘の気持ちを考えると、嫌な気分になった。

セックスするのはそんなに不味いのか?

あの天下の文春ともあろうものが・・・
菊池寛も草葉の陰で泣いている。

さらに、その別れた交際相手の男を
引っ張り出してベラベラ喋らせている。
言う方も言うほうだけど
言わせるほうも言わせるほうだと思う。

男女間の秘め事を言いふらすのは
人間として最低だ。
ゲスってやつの何者でもない。嫌悪するよ。

マスコミに対する不信は以前から高まっていますが
ここまでくると愛想が尽きるというか
「ああ、文春ね(汗)」とか
「おいおい日刊ゲンダイじゃあるまいし」とか
「バカ文春バカ新潮」とか
週刊朝日ばんざーい(爆)」となるよ。

でも良い傾向だと思いますよ。
結局追い込まれないと何も変わらない。
追い込まれて、
どこかが気づいて襟を正して
初心にかえって本気で刷新するかして
もしそれが読書の信頼を取り戻し
もし売れたとしたら
他もみんなそれに倣うよ。

そのカギを握っているのは、わたしたちだ。
マスコミを生かすも殺すも
読者(視聴者)次第。

おかしなものは
買わない。観ない。
スポンサーに抗議。