あかんたれブルース

継続はチカラかな

ギャップマインド

城北ヘルスセンター(2)


本当の私

とか、本当の自分って言葉をよく目にする。

本当と本当じゃない自分

啓蒙本やアドバイス等ではよく
本当の自分を云々かんぬんいいますが

はたして、
当人がどこまでそれを把握できているのか?

あなたは本当の自分を意識していますか?

それ以前になぜ
本当の自分とそうでない自分が存在しやすいのでしょう。
たぶんどちらも自分であることは確かだ。

わたしは心というものを
魂と精神にわけて考えていますが
本当の自分は魂が司っている。として、
そうでない自分は精神が生み出したもの
と考えている。

つまり社会適応仕様なのですね。

本当の自分で通すといろいろ不具合が生じる。
思ったことを思ったままに言ったり、やったり
できないわけだ。

髪の毛が薄くなってきている人に
「あなたはハゲですね」とは普通いわないだろう。
どうなってるんだ、ここの連中は(怒)

まあ、日本人の特性である本音と建前みたいな
ものかなあ。いやそれだと軽いな。

本当の自分とそうでない自分の問題点は
双方が乖離してそのギャップにあるんだと思う。

本当の自分が新宿だとして、
そうでない自分が渋谷とか高田馬場ぐらいだったら
いいけれど、春日部とか木更津とか鶴見じゃ
不味いって、こんな説明でわかる?

なんとか環状線沿線内にもってきたいものです。

知り合いでパニック障害を抱えている人がいる。
この人の場合は
それに加えて多重人格に陥ってしまった。

原因は
本当の自分に対するコンプレックスです。
で、不思議なんですが何かの拍子に
スイッチが入るとそのときの記憶がない。
いままでNHKの「おかあさんといっしょ」だったのに
突然、民放の「魔性の毒女のキス」に変わる。
瞬時にかわります。

これは特異な例としても
安易に社会適応仕様で乗り切って得意になってると
そのうち本当の自分を見失ってしまうことも、
多々あるので気をつけてくださいよ。

人間の意識なんてたよりないものです。
記憶なんて忘れてしまえばそれまで
意識なんて、記憶があるから確認できるだけなんですから
都合のよい記憶だけがとびとびに繋がっているだけ
なんて考えると、恐いんだな(汗)