あかんたれブルース

継続はチカラかな

運と愛と間の幸せ

大人の恋愛講座(4)


以前、間について話しました。

「強い人間とは、決して準備を怠らず、
 成し遂げ、後始末をおろそかにしない。
 つまり『間に合う』ということだ」

間っていうのは人間同士の距離の取り方
だけでなく、機というか
タイミングであって、これに間に合うということが
幸運の波に乗る道筋ってことなのだ。

この言葉を伝えてくれたのは
雀鬼といわれたプロの雀師桜井章一という人。
啓蒙家ができもしない建前論や机上の論理を
いうより説得力があると思わないか。
なんせ命がかかるやくざの代打ちまでやってた
人物なのです。
勝負師っていう生業はほかのどんな職種よりも
運というものを痛感させられるものです。
桜井章一もそれを察したんでしょうねえ。

幸運とか不運とかを
女子高校生とかしょぼくれたオヤジみたいに
はしゃいだり愚痴っていてもはじまらない。

桜井章一の言葉を続けます。

 「『運』は見えない。
  ゆえに感じなければならない」

 「自分の運を支配するのは、神様でも他人でもない。
  運の流れをつくっていくのは
  自分なんだという気持ちを持つこと。
  運が悪ければ、それを自覚して
  修正する努力をすればいい」

 「何よりも気分よく生きる時間を、
  長く持つことが一番」

 「ピンチは、小さな『気付き』から、突破できる」

 「努力が出来たことに感謝するべきだ。
  努力出来たのは自分の力だけでなく、
  環境や周囲の人のおかげなんだと
  思わなくてはいけない」

 「自分の志がない人間、
  自分が歩く道を知らない者は、
  つねに不安にある」

 「不安や迷いの原因は、
  『感激』『感動』『感謝』が足りないことだ」

 「平常心を失うと、『運』をもっていかれる」

 「欲が多いと、『運』を逃がす」

 「悪い状況を改善するには、
  ウソやごまかしをやめることである」

 「『心と体』が一致すると、怖いものはない」

 「勝負の世界で、
  『勝つ』とか『強い』とか、
  『運がある』というのはどういうことかと言えば、
  変化に強いということである」

そして、こんなことも言っている。

 「誰かが困っていれば、理屈を考える前に行動する。
  瞬間に手を差し伸べる。それが愛です」


愛なんだよ。愛

あまっちょろい愛じゃなくて、
その間に、間に合わせる愛なんだ。
それがあるか。

それがあってこそ、
運を引き寄せられて幸せになれるのだ。
そういうことをオカルトだと嗤う奴がいる。
いいさ、馬鹿にしたければそうすればいい。
一生ドブさらいして砂金でもなんでも探していればいい。
俺はごめんだね。


 「いいことから退くのは、逃げである。
  悪いことから退くのは、勇気である」