あかんたれブルース

継続はチカラかな

七年目のエスカレーター式



人間の細胞はほぼ七年で入れ替わる。
シュタイナーは
「人生は七年周期で変わる」と考えた。

これを説明するのに、
六・三・三制の教育制度をあてるのがいいかな。

小学校で六年学ぶと自動的に中学に進学する。
この場合、その学力によって
レベルの高い中学にいける。
中学で真面目に学業に励めば、それに見合った
高校に進学することは可能であり、
そうでなければそれなりの高校に進学するだろう。

これが七・七・七・・・・・と続く
生涯義務教育制度みたいな感じ

だから受験があるわけじゃない。
七年たったら自動的に次のステージに
みんないっせいに進級するんだ。
その七年をどう過ごしたかによって、
次のステージは大きく環境が変わるということ。

その七年の各ステージには
共通する課題があります。

第一期、0~7歳は身体が成長する時期。
第二期、7~14歳は心が成長する時期。
第三期、14~21歳は思考力を養う時期。
第四期、21~28歳は社会性を培う時期。
第五期、28~35歳は心の鍛錬に励む時期。
第六期、35~42歳は精神的な生き方を始める時期。
第七期、42~49歳は人生後半をどう生きるか模索
第八期、49~56歳はそのために勤しむ時期。
第九期、56~63歳は立命を知り、自己を完成させる
以降の72歳までは「人生の贈り物」として考える
そっから先もおまけだ。

その時期を過ぎれば否応なく次の段階に移行する。
それによって次の段階の環境は個人差が歴然。
その時期、十分に取り組んで生きれば、
それに見合った次のステージに進み、
それなりに過ごせばそれなりのステージに進む。

課題や問題を糧にして自身を磨いた者と
逃避して過ごした者
また幸運に浮かれて過ごした者と
その幸運に感謝しつつも
自身をしっかり見据えていた者の差は大きい。

ある意味で
非常にシビアな人生論でもある。

わたしが人生の折り返し地点を
35歳とするはこれに関係するかな・・・
実際は、自分の実体験からね
なんか無限から有限に人生観が変わった。

40代が試練のときというのは
心理学者小此木啓吾もいってる。
そういうのをちゃんと受け止めないといけないんだ。

50過ぎて中身のない人間ほど
みっともないものはない。
そうい人がたくさんいます。
年齢と共に(自然に)円熟するなんてない。
円熟してる人は人なりにちゃんと磨いた人だ。

いいかげんな人間はいいかげんな年寄りになる。
好々爺なんてそうそういない。
もしいたら、話を聞いてごらん
その人は立派な人だ。

資産とか肩書きとかまったく関係ありません。


磨くっていってもそんな苦行でもないよ
センスとか笑いとか誠実さとか愛とか
そう、愛なんだなあ
アクシデントがあっても悲観しない
それを材料にして取り組む。

そう考えれば、ちょっと楽じゃない?