あかんたれブルース

継続はチカラかな

オゴリと無関心の厄災



愛媛県でしたか、
神社の御神木に薬剤を注入
故意に枯らして役所に通報して
伐採していく業者があるそうです。

樹齢何百年の大木だから
一枚板として高く取引きされるのが動機

犯罪行為なんだけれど、それ以上に悪質だ。

罰(バチ)という言葉を持ち出すと
非科学的だとか迷信を気にする
年寄りのタワゴトと思うか?
別に神道とかどこそこの氏子ってわけじゃない。

わたしは安全神話や学歴神話こそは
迷信であり妄想はなはだしいと思うけれど
(実際に現実と照らしあわせれば明瞭)
この御神木伐採に関しては由々しき問題だと思う。

ユングの集団的無意識を持ち出さなくても
わたしたちが「どうでもいいや」と思えば
どうでもいい環境が生まれてしまう。

宗教云々ではなく、信仰には
人間を超越する存在を意識し畏怖する
ところにある。
そういったものを拠所にすることで、
謙虚な営みを送る手掛かりにしているわけだ。

そういった公共のものを
個人の利益のために掠め取る行為は「悪」だ。
この犯人集団は利己だけを優先している。

こういう集団が横行すれば
動植物は絶滅してくだろう。これは迷信じゃない。
生態系が壊れれば自然界に異変が起きる。
これは迷信じゃない。
天災ではなく人災であり、それこそが天罰だ。

自分さえよければ
こういう考え方をみんながもてば
そこに自業自得の天罰が起きるのだ。
それが個人に集約してくれるなら
別にどうなろうと知ったことではないけれど
天災人災になって巻き込まれるのは
嫌だなあ。

だからそういうことを無関心でいてはいけない。

迷信じゃないんだ。
非常に合理的な科学的な話。