あかんたれブルース

継続はチカラかな

上手な損の利益



ミストラル嬢のところに
長いコメントを入れてきてしまった(汗)

最近、こういった問題で頭が痛い。
それに関連することなのだけれど
コメントに入れなかったので本日の記事とします。

なんか教職者の早期退職者が急増してるとか。
どうも退職金が削られることからの
駆け込み行為のようです。

ニュースで知って
当初は、浅ましいものだねえ
と苦笑いしてたのですが
昨日のネットニュースのアンケートで
この問題がお題となって
「あなただったらどうする?」の質問

途中結果ですが
そうする、そうしないが半々に分かれてる!
というか、自分もそうしちゃうが9pほど高い!

・・・

この現実からそういう教職員を非難できないと
痛恨の鉄槌をどっかーんと浴びせられた。

実際に現在の教育現場がいかに劣悪で
それ以前から、やる気のある真面目な先生が
どんどん退職している現状だったのだ。
(教師の質の低下の原因のひとつ)

それもあって、こんなアホらしい所に
なんの未練もないという気持ちも理解はできるのです。
でもねえ、卒業式を前になんという無責任なことか
なんで三月末日にしなかったのかなあ

まあ、ポイントはそこじゃない。

問題は日本人の損得観だ。

ま、誰だって損はしたくないし
できるだけ得したものです。だからバーゲンにいくし
だから行列に並ぶし、一喜一憂しているわけだ。
他人事ならいくらでもいえるよ。

でね、易経でこの損得を「損」と「益」という卦で
説いているのですが、ふたつはセットで
先に「損」をおいている。

まず、上手に損をすることが幸せのコツなのだ。

とっころが、現代人は金輪際、損なんかしたくない。
まずは益をもって余裕ができてから
ボランティアでも寄付でも援助でもやりましょう
という考えが常識化してる。

たとえば、ルイ隊長がボランティアやろうとすると
「貧乏人がなにを寝ぼけたことを、
 まず自分のことをしっかりしてから!」
と実しやかに説教するブロガーがいる。
いや、世間一般の常識人はそういうだろうね。

でも四書五経のなかでも最高の叡智といわれる
易経』は違う。「まず、損をしてから」と説く。
シビレるねえ。硬派のインテリジェンスだ。

そのほうが、より益を引き寄せられるという。
断然、お得なわけだ(笑)。

上手に損ができる人間。
これ、考えてみておくれ。