あかんたれブルース

継続はチカラかな

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馬太郎の恥しい妹
御存知幸子の久々の登場です。
昨日、電話があって
いつもの美味しいもの珍しいものを食った
話じゃなくて友達の心配の話

幸子の高校時代からの親友沙織ちゃん
真面目で性格が良くて努力家で
頭が良くてクラス、いや学校で一番だったかも
幸子と比べるのが恥しいほど。
わたしも知ってるけれど
なかなかの美人です。
うちの母親など馬太郎の嫁さんにと
言わしめたほどよく出来た女性だ。

その彼女がどうも危ない
危機一髪の状態じゃないかという。

長年勤めた病院を退職して
介護の仕事に転職しました。

資格を取らないで働きなかがら
その合間に資格も取るという
かなりハードなようです。
というのも、彼女は
両親共に介護している境遇。
沙織ちゃんがこれまですっと独身だったのも
その両親の世話っていうのがあったから。

そこに今回のオーバーワークで
体調を壊しつつある
それは同時に精神にも悪影響を与えている。
かなりヤバイ。

幸子いわく、
沙織ちゃんは経済的にはそんなに困っていない。
私だったら、まずしばらく休養して
その間に資格取得して介護の仕事に就くなり
するのに、それを一度に全部引き受ける。

なんか無理してるようで痛々しいと。


ふと、『仁-JIN』の台詞にあった
「天は乗り越えられる試練しか与えない」
というのが頭を過ぎった。
それを幸子に言ったら爆笑でしたけどね。

幸子に無理なことが
沙織ちゃんには乗り越えられると思った。
ただし、これはあまりよいことじゃない。
現に彼女は精神的に追い込まれ壊れかけている。

彼女の優秀さ有能さが
過信の依存を生んだようなものです。
頑張ればいいってものじゃない。
世の中が厳しいというのは
そういうところにもあるものです。

香織ちゃんが病院を退職した理由は
いじめだったそうです。
それがあることは私も7年ぐらい前から
聞いていました。無論、幸子から。
そして、ようやく踏ん切りがついて
というか体調を悪くしたんでしょうね。
今回退職したのですが・・・

そのとき事情を知らない院長が
これで送別会しろと5万円渡した。
幸子いわく
そんな会に出席する気が知れないと憤慨。
わたしだったら院長に全部話しちゃう。
とヤキモキをわたしにぶつける。
うん、気持ちはわかるというか同意見だ。

でも沙織ちゃんは出席する。
なぜえ?
「だってみんなに悪いから」だってさ。

ね、いい人でしょう。
イライラするくらいいい人だ。


考えさせられしまう。

私が我慢すれば
私が頑張れば、なんとかなる。
そうやって沙織ちゃんは頑張ってきたんだ。

さあ、幸子よ
親友の人生最大の危機を救えるか

どこにだして恥ずかしい君が
誰がみても立派でいい人の彼女を
救えるか
どうかはわからんけれど
やれるところまでがんばってみなはれ

大切な友達だろう。