あかんたれブルース

継続はチカラかな

コーヒーより苦いもの



以前、ある厄介事に絡まれたときに
共通の被害者(先方は加害者というだろうけれど)
のAさんから
「いっつもあれだ。
 誰かと揉めると今まで揉めてた人と仲良くする」
みたいな相手の素行を聞いた。

そうか・・・そういうのあるよね。

忘れていた地方の
それもひと昔前の日本人の性癖を
思い出しました。
そういったのは日本人の、人間の、
【宿痾】じゃなかったか。

東京は冷たい街ですが、それが故に
そこまでコアな人間関係を結ばないからか
とんとそういうのを感じないでいた。

苦いものがよぎった。

きっと都会人にもあるんだろう。
しかしそれを戦略みたい考えるのは
なんか違う気がするけどね。

よく「故郷があっていいですね」とか
東京生まれの人にいわれたりするものです。
ははは、と曖昧に照れ笑いですませますが
地方には地方の臭みがあるものです。
泥臭い人間臭さがある。
自然はいいというけれど、本当の自然には
綺麗気持ちいいだけじゃなく
汚い気持ち悪い不気味い臭い痒い
恐いのもウジャウジャ。
テレビや旅行じゃわからない現実がある。

人間にしても
地方の人は素朴で・・・
素朴だけど生で、露骨で、まあ色々です。
現実的という点では都会人以上かも。

わたし自身、現代人とちょっと昔の日本人を
対比させて、昔の人のほうがよかったみたいに
書くことも多いのですが
記事の最初に記したような苦い人たちのことを
思い出すと、それが民度なのかなんだったのか
親戚縁者近所の人の顔など思い出し
ああ、ああいうのが嫌でそういうのも動機で
上京したかったんだろうなあと。

しがらみを断つためだ。


君が出した答えは正しい。
でもそのためにはある手順を踏まなければいけない。
君はいつもそれをすっとばして気分に流されていく。
性急に答えだけに頼ろうとする。
人生は数学のテストじゃないんだ。
答えが正しくてもそこまでのプロセスの
積み重ねがなければ成立しない。
そういうことを伝えたかったのだけれど
それを伝える言葉がないんだ。

踏み込めない
立ち入れない領域があることを
痛感するよ。
たとえ、親子でも夫婦でも
仕方ないことなんだろうと思う。