あかんたれブルース

継続はチカラかな

カナタからの手紙



もうかれこれ五年ぐらい前かな
つ~たんが教えたくれた
亡き父からの名言
「手紙は嘘をつかない」

わたしはこの言葉を深く受け止めたものです。
もっといえば、文章は、言葉は嘘をつかない。
ええっ、そんなあ、と
思うでしょ。
でもね、それはいえると思う。
本人がどんなに隠そうとかしても
心の心情は隠しきれるものではない。

ブログの場合
その記事よりも、そのコメントに
それはよくあらわれるものだと思う。
コメントのほうが手紙に近いのかな。

そういうリテラシーもあるんだなあと

上手いとか下手とかじゃない
知識やセンス以前の
その人の誠実さがそこにあらわれるものです。
わたしはそういうのを大事にしたいし
それがわたしにとっての手掛かりです。

どんなに突っ張っていても
ホンネを隠して割り切ろうとしても
その文章に、その行間にそういうものは
かすかに香るものだ。

逆に、偽りや虚勢や不実や卑怯も露出する。

そう書くと怖いですね。
ものを言ったり書いたりすることは
恥をかくということであり、恐いものなのです。
でもね、それは相手に対して
というよりも自分に対してのことですから
言葉には責任をもたないといけない。

自分はだませても
他人は、まあ人にもよりますが
だませないものですからねえ。

そういうのをちゃんと
きっちりやらないと
人間関係はおろか
自分自身を見失ってしまうものです。
なにが大変かって
自分を見失わない、自分をフェアに捉える
これが一番大変なことだと思う。
他人は他人ですけれど
自分は日常茶飯事、常に一緒ですから。

ストイックで、堅苦しいようですが
まあ、わたしがどうこうしろということではく
はやい話が自分のことだ。
流されたり見失ったりしないためにも
自分自身に誠実であることが
大事なんだと思いますよ。