あかんたれブルース

継続はチカラかな

風説と迷信と妄信

許さざる社会(8)


昔、といっても半世紀前の話
育児で母乳より粉ミルクのほうが
栄養価が高いと宣伝され
母乳が出るのにあえて粉ミルクを与える
母親も多かったそうです。

そのとき起こったのが
森永ヒ素ミルク中毒事件。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%B0%B8%E3%83%92%E7%B4%A0%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AF%E4%B8%AD%E6%AF%92%E4%BA%8B%E4%BB%B6


これが食の安全を問われる
最初の事件だそうです。

現在、中国人が海外の粉ミルクを
買い漁っていることが問題視されてますが
中国のことを笑えない
そういう時代が日本にもあったわけです。

私たち世代の予防接種は注射器の使いまわし。
それが原因で肝炎になってる人は多い。

70年代までサリドマイド事件とか
水俣病など薬害や公害の人災は
多かったものです。


これまで、アトピーや花粉症などの
アレルギー体質の急増は
「これは食い物に原因があるんじゃないか」
と多くの人が考えるはずだ。

戦後すぐにあった米国の圧力から
化学肥料や農薬使用に大きく変わった話。
原発と同じですね)とか

日本製薬が米国の製薬会社(合弁事業で)
から売り出した劇薬の防腐剤の影響
などを取り上げてきました。
その防腐剤は米国ではすぐに製造中止に
なりましたが日本では1年~2年ほど
全国にいきわたってすべての日本人が
それを摂取し、日本人の遺伝子を変えるほどの
影響を与えたそうです。
わたしは若い頃に製薬会社の人から聞き
四十になって東大の法医学者にも確認した。
「それはしょがない」と
彼はさらりといいのけたのだった。

など
ここでも何度も紹介してきましたが
こういった話は戦前の満州国まで
さかのぼるのですが、話が拡大するので
このくらいでとどめます。

でもさ、アトピーが噴出しだしたのが
1970年代以降から
そして80年代に入ると爆発的に増加した。

うつ病などの精神疾患
(70年代からありましたが)
社会問題になるほど蔓延しだしたのは
平成、2000年を境にしてからです。

アトピーや花粉症などのアレルギーは
体の拒絶拒否反応であり、
うつ病自律神経失調症は心の疾病
と考えられますが脳というのも臓器として
また免疫力と大きく括ってみても
(どっちにしても)
わたしたちの生活環境に大きく関係する。

もし、医療機関がいうように
発達障害が「先天的」なもので
親と子の遺伝的因果関係があるとしたら
昭和30年代半ばから、もしくは
昭和45年以降生まれの親から生まれた
子供達にそれが急増しているのは
このためではないだろうか。

傷ついた遺伝子

1970年以降生まれの人
(80年代以降は8割~9割がアレルギー体質)
その子供たちの遺伝子は傷ついている。
もしくは傷つきやすいのではないか。
これを差別というわけ?

福祉、社会保障の充実
これをわたしは決して否定しない。
しかし、どんなにそれを
充実させようとしても
社会がそれを生み出す機能をはたしていたら
それは途方もない「焼け石に水」に
なりかねないではないか。

これじゃあマッチポンプだよ。

ブリーダーをしてた友人がいっていた。
子犬をあまりにも早く母親から引き離すと
その成長に精神的な影響を与えてしまう
場合が多い。

なんでも早ければいいってものじゃない。
早ければ早いほどいいという語学教育も
まだ母国語がしっかりベースになっていない
ときに違う言語を詰め込むと混乱してしまう
なんてようやく指摘されるようになった。
そのタイムラグにある子供たちは
まるでモルモットのようだ。
早すぎる離乳食もアレルギーの原因だとも
いわれているようです。

情報というものをわたしたちは妄信しすぎる。