あかんたれブルース

継続はチカラかな

日本力復権



京浜東北線南浦和駅で電車の隙間に落ちた
女性を乗客ら40名が力を合わせ(電車を傾かせ)
無事救出したというニュースがありました。
そこから電車が動き出すまで僅か8分!
これが世界に配信され
「日本人すごい」という評判だそうな。

東日本大震災のときに
暴動が起きないどころから秩序を守る国民性に
驚愕・絶賛された日本人でした。

これぞ日本人の底辺に流れる底力ですね。
まさにクールジャパンだ。
日本力復活の予感がします。
これはアベノミックスとは別次元の話ですよ。

このときの40人のなかで
最初に行動を起こした人たち数人の
気持ちの力がまず大きい。
事が事だけに一刻を争うから最初の数人が
もしそこにいなくても他の数人が行動したと思う。
これを二八の法則といいます。
また、
日本人は基本善良でムードに弱い。
これも村社会の(良い意味での)特徴なのかもね。
これが個人だとね、またちょっと違うのかな。
恥の文化から基本恥しがり屋なので
なんだかんだ躊躇するかもしれません。
なんにしても、
ムードメーカー(という言葉がいいのか?)の
パワーは大きいものです。

でも、こういうことが世界で絶賛というのも
なんか変な話のような気がします。
米国では「うちだと運行再開には8時間を要したかも」
と、公共交通機関の管理運営能力に注目してた。
中国では「野次馬が集まるだけ」だそうです(汗)。

米国の反応はまだいいとして、
中国の感想は、やっぱりそうなのかなあ、と(汗)。
この間、世界びっくり映像みたいな番組で
南米だったかな?
ケータイを盗んだ男が逃走直前にバスにぶつかる
シーンがあったのですが
この男が女性からケータイを奪うとき
周囲の人たちはみんななにもしない。
まあ、治安の悪さもあるので下手な行動をしたら
危ないっていうのもあるんでしょうけどね。

オリンピックの東京招致で「治安」の良さが
アピールされていましたが
この電車救出のニュースも
その裏づけになることでしょう。

まあ、そうはいっても
その他では殺伐としたニュースが多い。
それもあって今回のこの救出劇のニュースは
救われる話なんだよな。
これ自体がムードなんでしょう。

こういうのも雰囲気であって、環境だ。
気持ちの問題だから
なるだけいい環境にしたいものです。
じゃないとみんなの心が荒むよ。