あかんたれブルース

継続はチカラかな

愛国と反戦を人質する卑怯者



はだしのゲン』の論争の論点が拡散
してますので、
本日は反戦というテーマで表現と効果
その意義について記事にしてみます。

御存知かと思いますが
わたしは今回の件について松江教委の姿勢を
批判するものであって、
その35歳のクレーマー対して、お前はアホかであり、
でもそこに日教組がしゃしゃり出てきたら
嫌だなあと眉をひそめるものです。
これでわたしのスタンスはおわかりいただけましたね。

本日のお題は
反戦大義名分だったらなんでも許される?
結論から申しますと
「過ぎたるは及ばざるが如し」であります。

その事例として

あれはわたしが20代半ば頃でした
週末よく新宿で映画観ていたのですが
その週たまたま観たい作品がなくて
歌舞伎町の東急スクエアだったかな
『炎628』をなんの予備知識もなしに選んだ。
これが酷い作品で、上映が始まって30分後に
後悔後にたたず。
まだソ連といわれてた頃の反戦映画です。
しかし、いまどきここまで露骨な・・・
わたしはいままであんな残虐非道な映画を
観たことがない。
観客はまばらでしたが、そのうち一人また一人
席を立っていく。
そのなかの一人の中年紳士は憤りを込めた
深いときを吐いてわたしを通り過ぎていった。
詳細はこちら
http://adolf45d.client.jp/eiga628.htm

実話をもとに作ってるそうです。
確かに反戦という目的は・・・
しかしこれが反戦につながるのかなあ
どっちかというと変態趣味愛好家ご用達みたいな
サブカルチャーのジャンルにありますよね。

たしか、この映画ポスターのキャッチコピーは
「目を背けるな!」だったと記憶する。

強迫だよね(笑)
反戦という印籠を掲げて

わたしは最後まで観ましたよ。
苦痛だったけど、お金もったいよりも
どういう結末で話をまとめるのか?
まさか垂れ流しじゃないだろう
それにこの悪夢を中途半端にして持ち帰ったら
後々夜な夜な魘されそうだし
なんか深ーい闇を背負いそうで嫌だった。
最後のオチは上記したHPにあります。

酷い映画だったねえ(汗)
結局、反戦の目的を逸脱してる。
こんな映画作ってるから国が崩壊しちゃうんだ。

また、「これが戦争の現実です」という人
これは表現を用いた体罰だよ。

一箇所だけわたしが評価するとしたら
親衛隊の高級娼婦が最後はロシア兵に
ばこばこに輪姦されて下半身を血だけにして
プープー笛を吹いてるシーンだった。
ベルリン進攻のときロシア兵はやりましたからねえ。
それが戦争だ。

しかし酷い映画だった
わたしにとってのトラウマだよ。
ただ個人的にはこの映画のおかげで
わたしの映画観というか表現効果についての
考えが変わったというか成長したわけで
その意味では意義ある作品だったとは思う。

ま、これに比べたら『はだしのゲン』なんて
かわいいものだし
なによりも、作品として成立してる。
中沢さんが多少フライングしたとしても
なにを騒ぐか35歳の中二病
そんな了見の狭い愛国心じゃ
どこぞのアルバイト店員の自己顕示欲と一緒。
中国韓国日教組にエサやるな。
マリノスのあの(一部の)サポーターと
一緒だよ、一緒。