あかんたれブルース

継続はチカラかな

#洋画

鬼嫁ハネムーン暴走曲

うっとうしいというか煮え切らないというか ウダウダした昨今ですが 『ブライドウエポン』なる映画で久々にスカッとした。 B級活劇だろうが荒削りだろうが 前半から中盤までは文句なし 東映実録路線の臭いがプンプンだぜえ。 とくに前半導入部のデイスコの乱…

やっぱりローマが最高

本当のところは『大脱走』の登場人物が どっち側の人間なのかよく理解できてなかった これが息子の本音だったようです。 「外人の顔が識別できない? それじゃあ年寄りじゃないか(笑)」 といってからかったけれど、ま仕方ないか。 初めて『仁義なき戦い』…

星に願いを

外出先から帰宅してお疲れさんと BS着けたら、あら珍しい祭日でもないのに ディズニーの『ピノキオ』をやってました。 戦前の作品だよ昭和15年! よく出来ているなあと感心しながらついつい 横で携帯いじってた息子も見入ってきた。 良いこと悪いことの区…

俺を泣かすな台湾バナナ

ニュースに接して、これほど感動したことは これまであっただろうか 感動どころかぼろぼろ涙が溢れてきた。 おバカなわたしの琴線を奏でたEmは 東洋経済オンライン 12月2日(水)8時0分配信 の 「今なぜ台湾で「懐日映画」が大ヒットするのか」 http://zasshi.…

天網恢恢クシャミ白髪三千丈

『クラッシュ』(2005年)を観る と、トリックスターさん風に書き出しておいて 因果はめぐる糸車 と、NHK人形劇『新八犬伝』風に急カーブ まったくめんどくさいオヤジさ(汗) そんなわたしが何が嫌いかっていって ナマコとナタデココと 意味もなくクシャミ…

ラブストーリー見回り組

ズブ寝れで帰ってきて菓子パン頬張りながら 『野郎どもと女たち』を観てました。 なんと四十年ぶりのリバイバル 当時わたしは中坊だったんだな。 マーロン・ブランド主演という 異色(?)のミュージカル ヒロインはジーン・シモンズ 共演にフランク・シナト…

ショコラにブラビー!

なにげに観てた BSの『ショコラ』に脱帽でした。 2000年のアメリカ映画・・・15年前かあ タイトルは聞いた憶えはあるのだが この女優・・ジュリア・ロバーツ? ちゃう! ジュリエット・ビノシュだ! 頭の「ジュリ」しか合ってないじゃないか(汗) しかし・…

三人寄れば恐ろしい

BSでアカデミー賞特集を組んでいて 『スパルタカス』をついつい観てしまった。 コレ以前観たはずなのですが まったく記憶と違う。 何と勘違いしているのでしょう? 主演のカーク・ダグラスで検索しても 該当するような作品は出てこない。 引っかかるのですが…

ショーシャンクの空に牡蠣フライカレー

この間の記事でうんこネタをチビって 生きか死ぬかの瀬戸際の表現技法と記したら トリックの旦那から 『ショーシャンクの空に』でも、と コメントを頂きました。 実はこの作品観ていないのだ。 前々から気にはなっていたのに ビデオ屋でも何度も目があったの…

『17歳のカルテ』の膝枕

さて、『17歳のカルテ』 秀作です。まさに隠れた名作といえる。 せつない作品なのだ。 こういった精神疾患をテーマにしたものでは 『カッコーの巣の上で』とか 『シャイン』『レナードの朝』とか 『まぼろしの市街戦』などなど 日本では松坂慶子の『死の棘』…

ギャツビーを抱きしめたい。

DVD鑑賞第2シーズン第四弾は 『華麗なるギャツビー』(ディカプリオ版) でした。 原作はF・スコット・フィッツジェラルド アメリカ文学最高峰と 謳われる同名小説。 ロバート・レッドフォードの 『華麗なるギャツビー』は知っていたけれど、 実は観ていない…

有事とは不自然極まりない環境なり

未観のDVD鑑賞 本日は『太平洋作戦』(1951年也) ジョン・ウエイン主演の戦争モノ。 共演がロバート・ライアン。 このロバート・ライアンって顔に似合わず 多くの悪役敵役で多数の作品に登場する名脇役。 日本でいえば山形勲と月形龍之介を足して割った よ…

感動するのは馬鹿げてますか?

愛する技術という発想(45) ま、そういうわけでして プライベートな話だったのでファン限定に しましたが、抽象論だけではなく そういった奇跡のような軌跡に 私たちは感動するわけです。 ということは、当たり前のことには感動しない。 有り得ないことに感…

わたしのジェルソミーナ

I&U研究所(残酷な話-9 ギャップ) 映画音楽マイオンリーワンとするならば alf.momさんは『太陽がいっぱい』を トリックスターさんは『道』(ジェルソミーナ)を 選ばれた。 どちらも映画音楽の名曲・スタンダードに 入る名作なのだ。 このシリー…

心のBGMにこの一曲を

I&U研究所(残酷な話-9 芸術性) 芸術性という捉え方で映画というものを 感動とか文芸とかアカデミックに評すると どうしても 悲劇>喜劇 というふうになって なかでもハッピーエンドはそれだけで 評価が二枚も三枚落ちてしまう。 わたしはアメリカ人の血…

これセルフコントロール?

ガダラの豚足(5) 昨日は朝8時前に家出て 9時に神楽坂 二件打ち合わせして そこからタクシーで神保町に向かって もう一件。 1時半に帰宅。あ~あ疲れた コーヒーでもいれて テレビ着けたら BSは『大いなる西部』かあ だるい西部劇だなあ この作品のペック…

チェブラーシカと一緒に

ミネルヴァの焼豚(8)の続きかな(汗) 『死ぬまでにしたい10のこと』で 彼女が書き記した3番目の課題 「娘たちが気にいる新しいママを探す」 それは隣に引っ越してきた子供好きの女性だった。 もともとは産婦人科の看護士だったけれど いまは介護士をして…

イスラエルに言われたかあ、ないね。

戦争に対する反戦映画について また伝える、表現の手法についての話 昨日の続きです。 戦争は残酷なものだ。 それを美化したりするのはよろしくはない。 ま、子供でもわかる論法だ。 では、その残虐性をリアリティーに描くことが はたしてどこまで反戦意識に…

愛国と反戦を人質する卑怯者

『はだしのゲン』の論争の論点が拡散 してますので、 本日は反戦というテーマで表現と効果 その意義について記事にしてみます。 御存知かと思いますが わたしは今回の件について松江教委の姿勢を 批判するものであって、 その35歳のクレーマー対して、お前は…

紫煙の名画座「昭和館」始末記

かくも長き不在 三人の妻への手紙 ミセス・ダウト レディーL エマニエル夫人 去年マリエンバートで 八点鐘が鳴るとき 赤いテント 長く灰色の線 わが谷は緑なりき 黒いオルフェ 愛と喝采のボレロ 突然炎のごとく 炎のランナー パリは燃えているか 燃えよドラ…

扉をたたく人

映画『扉をたたく人』に心を揺らした。 心を閉ざしつまらない人生を送る大学教授が ある厄介事から人間らしい笑顔を怒りを哀しみを そして愛を取り戻すというお話。 そしてラストのほろ苦い残酷な別れ。ため息が零れる。 移民、不法入国、強制送還という米国…

追憶について

トリックスターさんが 映画『追憶』(1973年)の再鑑賞の 記事をアップしていた。 ニューシネマから 1970年代に入ってアメリカ映画は変わった。 そのエポックがキャバレーなのか ゴッドファーザーなのか この『追憶』も新しい映画の潮流のなかにあった。 主…

自己愛について

無償の愛を記事にした以上 対となる自己愛を取り上げないと 片手落ちなのですが、 この説明が難しい。 自己愛=自己中心的愛orナルシズムに 解釈されてしまう可能性が大きい。 プライドや誇りがマイナスイメージに 先行されているのと同じで 質やレベル、ス…

無償の愛について

浮浪者のことを ルンペンといった時代もあったけれど 男はまさにルンペンそのものだった。 ズボンの尻は破れている。 街の新聞売りの少年たちにからかわれている。 いまだったらオヤジ狩りにあってるんだろう。 それくらいみすぼらしい小男なのだ。 それを花…

恋のドレミファダンクシュート

生きること死ぬこと愛すること(2) なんの気なしにテレビを着けたら ドレミの歌で御馴染みの 『サウンドオブミュージック』をやってた。 なんだかんだ最後まで観てしまったよ(汗) そのなかでジュリー・アンドリュースと クリストファー・プラマーの間に (…

弱さを言い訳にするでない

トリックスターさん風のタイトルならば 『三人の名付親』をみる。かな(笑) 37年ほど前に一度観ています。 といっても1948年の作品でアメリカの西部劇です。 しかもジョン・ウェイン主演で監督はジョン・フォード。 ルイ隊長なんかにいわせれば絶対に観ない…