あかんたれブルース

継続はチカラかな

あまちゃん極悪人控え



あまちゃん』の北三陸の地元の人たち
わたしはなかでもでんでんが演じてる組合長が
凄いと思う。

役者にみえない。演技にみえない。
もろ、そのもの・・一般人そのもの

でんでんってもともとはお笑い芸人でした。
とんえるずなんかがデビューする切っ掛けとなった
お笑いスター誕生!!』に出てたんですよ。
そのときの記憶がかなり強く残っている。

でも、そのあとずーっと忘れていた。
去年だったか一昨年だった
トリックスターさんから『冷たい熱帯魚』を推奨され
騙されて(笑)
それを観たのですが、
そこにでんでんがいた。いや
最初は誰だかわかりませんでした。

ものすごい、恐ろしい男です。
関東の千葉か埼玉か茨城か群馬か栃木にいそうな
恐いオヤジ。
ハッタリの関西弁なんかメじゃない。
北野たけしなんかメじゃない。
あれは足立区梅島より恐い五反田弘道みたいな(汗)

もうその作品で大暴れなのだ。

最初は好人物なのです。
世話好きでフランクなポテトフライのような今川焼き
しかしその本性は・・・素人と同化するあの怪演!
壇蜜かと思って、なんだこのヒモ?とひっぱったら
どろどろどおおおとマツコが溢れ出してきたような
そのギャップが脳天唐竹割りのバックドロップ
こんな役者い知らない

あれは・・誰だ・・・で、でんでん!

キャストを確認して驚いたのなんの
お笑いスター誕生!!』でルパン三世の声の人の
ナレーション
「でんでんだ~あ」が木霊した。

でんでんだ~あでんでんだ~あでんでんだ~あでんでんだ~あでんでんだ~あでんでんだ~あでんでんだ~あでんでんだ~あ・・・・

衝撃的でしたね。
だからそれもあって『あまちゃん』のなかで
でんでんの素人と同化するあの怪演をみながら
どこかで畏怖しているのです。



勉さんも恐い(汗)




結局、あまちゃんの魅力の大きな要因のひとつは
役者が揃ってる、ってことだよね。
この作品は日本映画の金字塔『仁義なき戦い』の
奇跡を超える日本ドラマ史上の奇跡だ!