あかんたれブルース

継続はチカラかな

天皇批判の変な呪い

屠られる羊たち(4)


左翼系の人たちや陰謀論者のなかに
天皇批判から天皇制廃止
なかには平気で「殺せ!」なんていう人がいる。
天皇をマリーアントワネットみたいに
フランス革命みたいに考えてるんでしょうかね。
こういうのをマルクス史観といって
革命側は正義という基本発想がある。
ルサンチマンなどもこういった感じです。

これも呪いですからね。

第一に、昭和天皇はイザ知らず
今上天皇である平成天皇
わたしはまったく文句をいうべき理由がない。
立派な方だと尊敬しています。皇后も同じだし。
同年代の皇太子だって、偉いもんだと
男として認めるね。

なんで天皇制批判の連中や陰謀説論者は
ああも汚い呪詛を唱え続けているのか?
どっかから金でも貰ってるのかと
疑ってしまう。
だとしたら魂を売ってるってことかな。
まあ本人さんたちは白真剣でそれを正義だと
信じてるんでしょうけど、ちょっと
考えれば発想に無理があるのは明白なのですが
考えが・・・足りないんでしょうねえ。

もともと天皇批判というのは
社会主義革命を成功させたソ連コミンテルン
その世界戦略としての対日工作活動に端を発します。
このときコミンテルンは日本の天皇
ヨーロッパ諸国の国王と同じと勘違いした。
それがゆえに失敗したのですが

あろうことか、日本人さえもそう勘違いしてる
人は多い。
「象徴天皇なんて戦後の話よ!」なんて感じで
「騙されてはいけない!」と拳を振り上げる。

わたしは昭和天皇の戦争責任は仕方ないとする
ほうですが、その理由がこういった
稚拙な天皇認識と一緒だと
糞味噌一緒で嫌だな。

ところで。天皇ってどういうもの
どういう役割なのか御存知ですか?

天皇っていうのは神官というか神主というか
シャーマンというか祈祷師みたいな役割で
基本的に政治には関与しません。

政治のことを「政・まつりごと」というでしょう。
あれは天皇側近の関白と摂政とか大臣・公家貴族が
行っていたもので、日中昼間に執り行われていた。

そういうとき天皇は御簾の奥で姿を隠し
寝てた。
なんで寝てたかというと、天皇は夜勤労働者なのだ。
日が暮れて夜になってからお勤めがはじまる。
それが「祀り奉り祭り」のもうひとつのまつりごと。

だから、現在の平成天皇が国体とか様々な
国の催し物や祭事に出席する公務は
立派な、正当な天皇・皇室の仕事なわけです。
別に働いていないわけじゃない。
それこそ多忙だ。

まあ、なんにしても
ヘイトスピーチや差別や人権を訴える人が
天皇殺せ」なんて言ってはいけない
だから、左翼や陰謀論者はダメなのだ。

陰謀本の大御所太田龍
左翼革命家の残党だったこともありますが
こういう狂信的な妄想はまさに呪いそのもので
そういうのに憑かれている人も多いわけだ。

冷静なって考えればわかることだ。
なに?天皇家の隠し資産?(70年前の)数兆円?

そんなのあったら戦争に負けるか!
っていうか戦争にならなかったんじゃないの?

ま、仮に、43.195キロ譲って
そんな資産(紙幣や不動産じゃなく貴金属類)が
あるとしたら、日本は何があっても安泰だ。
赤字国債すべて支払ってもお釣がくるし
年金問題も解決です。
めでたしめでたし