あかんたれブルース

継続はチカラかな

可愛いおばさんを求めて三千光年

I&U研究所(残酷な話-9 可愛い悪魔2)


BSでヘップバーン祭なのか
本日は『昼下がりの情事』でありました。
オードリー・ヘップバーン初期三部作ですね。
今回のお相手はなんと
アメリカの良心ゲーリー・クーパー
プレイボーイに仕立てて魅惑のワルツ
http://www.youtube.com/watch?v=lql1aqF8P64
可愛い・・・なんてものじゃない
これは犯罪だよ。
ラストの駅での別れのシーン・・・
40年ぶりぐらいの再観賞でしたが
男子たるもの、であればメロメロですね。

昨日の『麗しのサブリナ』で彼女の魅力を
無防備としましたが、
この『昼下がりの情事』の彼女の魅力は
強がり、でしょうか。
それも下手糞な・・・ではなぜ肩が震えているの?
「駅ではいつもこうなるの感じやすくなるのかしら」

だってよ。参ったね(愛)


おばさんの話

太っているから膝が痛いのか
膝が痛いから太るのかの定理から導いて
おばさんだから可愛くないのか
可愛くないからおばさんなのか
猫が年取ると化け物になるといいますが
女の子は大人になっておばさんになる。
太らなくても、なります。

このおばさんのふてぶてしさはなんだろう。
達観か開き直りか、
それともホルモンバランスか学習経験か

そして彼女達はとても残酷です。
指図します。文句いいます。罵倒します。
相手の非は絶対に見逃さない。
手加減、容赦を知りません
勝ち誇って高らかに雄叫びをあげる。

ぶひいいいぃうひょひょひょ、ひょっ


それでも恋をすると変わるという
「女はいつまでも女の子」のまま
というのだそうですが
(『ごちそうさん』の和枝参照)
右手の人指し指と中指をくっつけて
親指を薬指と小指をそえて
「君のハートを狙い撃ち」なんて
ばっきゅん
なんてやろうとすると
その後ろ手ではグーを握りしめている。
わたしの恋のピストルがチョキにかわっても
心変わりしてその二本の指が鼻に刺しても
刺されても鉄拳制裁が出来るように
力を込めて握りしめているさ。

そんなの恋の駆け引きなんかじゃない。

もっと素直に

彼方の向こうにあるという
可愛いおばさんだらけの世界
そこはいつもお天気で
見渡す限りの団地のベランダで
可愛いおばさんが布団を干しているいう。
ぱんぱんぱん
「馬ちゃ~ん」
みつかっちゃったよ。
黄色い嬌声が鳴り止まない
「馬ちゃ~ん お茶していらっしゃい」
「茶菓子はなにかな?」
「スフレが焼けたわよ」


「恋する女はスフレを焦がす」

麗しのサブリナ
パリの料理教室で男爵の小洒落た台詞より
http://www.youtube.com/watch?v=Sm3dJz3J4XA