あかんたれブルース

継続はチカラかな

哲学と倫理が死んだ朝

愛する技術という発想(39)


ゴールデンウィークも今日でお仕舞いですね。
気晴らしに近くの公園に佇んで
哲学していました。
四日の連休
スタートが木曜日から木金土日、よりも
土曜日からの土日月火、が断然お徳。
朝三暮四といわれればそうかもしれないが
これがわたしの哲学だ。

哲学なんて流行らない。
たぶんにもう死語に近いのかも硬直してる。
企業哲学、人間哲学・・・
♪ソ、ソ、ソクラテスプラトン
 みーんな悩んで大きくなったっ
なんてCMソングもあったけどね。
馬太郎的には
♪利尿剤のんでショーペンハウアー
 コントにカントにライプニッツ
 ボトルの名前は西田幾多郎

ムード歌謡調で歌っておくれ。EmからB7ね

プロが選んだ100人の哲学者
というのがありますが
つらつらこれを眺めるに
経済学者思想家から数学物理学者まで
ニュートンなんかも入っていたしね。
ゲーテとかキリストとか
ダーウィンとかアインシュタインも入っていた。

学問とは自然科学から派生し細分化されました。
ネズミ講でいえば親玉が自然科学で
その次の舎弟頭が宗教で若頭が哲学だ。
いやだった。過去形なのだ。

哲学が暴落して上場廃止になった理由は
マルクスの体たらくにあり
ハナよりダンゴで資本主義に淘汰されたこと
これはマルクスのせいじゃなく
それを実践した人間の業務上過失致死だよな。
と同時に、哲学を利権にしてしまった
哲学者たちの罪でもある。

難解でわからん。
まるで電気施工の配線図で
素人にはさっぱりわからんですたい(汗)
ありもしない設計図と
辻褄あわせ竣工図なのだ。
竣工図とは、工事中に発生した設計変更などをもとに設計図を修正し、実際に竣工した建物を正確に表した図面のこと。設計図と実際の建物は一致しないことが多く、特に配管や配線などは施工中に変更されることも珍しくない。

だいたい学者の書く文章はわからない。
専門的だからなのか文章が下手なのか
編集者も手が出せないので野放し状態だ。

難しいと根をあげると頭が悪いと
思われるのでわかったフリをする悪循環です。
だから難解であればあるほど価値がある。
少しでも気を許したらどんなアゲ足取りされるか
わからない世の中ですからねえ。
煙に巻くわけだ。
森鴎外なんかが用いたセコイ手口だ。

そんなものがなぜ通用するかというと
大学の講義なんかで使うので
学生が強制的に購入する。
刷り部数が少ないのでとても高い。

そんなものを有難がって
父親は残業し、母親はパートに出て
せっせと仕送りするだ。
家族の食卓は寂しい限りなのだ。

哲学どころか倫理さえ失われたのだ。
企業倫理は競争原理にすり替わった。
それを日経は企業努力と賞賛するけれど
倫理がないと無法地帯だよね。
それを「法」で贖おうとする。
そうなると法にさえ触れなければ何をやっても良い
というズルが横行する。
脱税は悪で節税は賢い。この線引きはどこだあ?

いま、憲法改正問題で揉めています。
いわゆる憲法9条の改正か否か
これもさ、憲法が絶対みたいな妄想だよな。
どんなに立派な憲法でも扱うのは人間です。
これも日本人の依存心の強さのあらわれだ。
そして身動きがまったくとれない
それでもいいんだと開きなおるかもしれないけど
なんだろうねえ哲学がないというか
ただの頑迷だよね。

可能性をいったらキリがないさ
想像力とはそういうものじゃない。
それは無責任なだけさ。

これほど損得勘定には敏感なのに
朝三暮四で喧々諤々一喜一憂する
じゃあ馬太郎さんどうするんですか
「朝七差し上げましょう」
「馬太郎バンザーイー!」

一件落着。