あかんたれブルース

継続はチカラかな

集団的自衛権について

愛する技術という発想(68)


昨日はメール着信が多かった。
直接間接遠まわしに飲みに行きましょうというのが
多いです。わたしは飲まないと
何度直接間接遠まわしに断ってもわかってくれない。
そんななかで昨日は集団的自衛権という言葉と
落胆のニュアンスが枕で綴られていました。

原発反対同様に、わたしの周囲には
集団的自衛権について否定的な人が多い。
わたし自身、原発には反対ですが
そのニュアンスは彼らとは微妙に、いや大きく異なる。
ニュアンスだけでも大騒動だよ(汗)
要は利権の問題であって、それは戦後70年のうちに
毛細血管のようにはりめぐされていて
大元を締め上げると一見小気味はいいけど
体全体に血液がまわらなくなって壊死してしまう。
だから夢のマグネシウム発電も夢のまた夢なのだ。

戦争が起きようとしている。
舞台は南シナ海から中国大陸だ。
シナリオは計画通りに進行しているんだと思う。

それでも、わたしは集団的自衛権に反対ではない。
憲法改正にも肯定的な立場をとる。

ああ あっ これでまた何人か友達を失った・・・

集団的自衛権をもったからといって
憲法九条があるからといって
戦争に巻き込まれないなんてことは有り得ない。
究極の話として、どちらが起きづらいか
どちらが時間を稼げるかじゃないかと思う。
これはとても重要なことだ。
無論、アメリカは戦争を欲している。
これはもう国策というかあの国の世界戦略
事業計画なのです。
それをできるだけ延ばす遅らせる
タイミングをずらす加熱させないで
規模を小さく抑えることが重要なんじゃないかと
考えています。

原発も戦後直後に決定されたアメリカの
国策、世界戦略、事業計画だった。
そのことは既に周知の事実ですが
かといって、そのときに日本はそれを拒絶できたか?
死んだ子の歳を数えるなんて言葉あるけれど
歴史学で後講釈は意味をなさないように
また、時代の流れに歯向かうことは不可能なのだ。
もっとも大事なのはその流れを変えることにある。

その最大の抵抗勢力といえば
皮肉なことに民主主義というものなのだ。
つまり常に民意なんだよね。
多数決の。そしてそれは雰囲気だ。

平和憲法で守られてるという
幻想を、もっといえば平和ボケを改めないといけない。
むしろ、そういう甘さ、危機管理のなさが
危機を引き寄せていることを認めるべきだ。

また、もっとも気をつけないといけないのは
仮に集団的自衛権が行使容認されたからといって
憲法が改正されたからといって
落胆し、捨て鉢になって、もうダメなんて
短絡的に考えるのはそのほうがよっぽど危険だ。
むしろそこからが大事なんだと思います。

民衆は加熱しやすい。
先の戦争の引き金となったシナ事変(日中戦争)も
日本政府が積極的かつ好戦的だったわけじゃない。
また、軍部がというけれど
軍部だけで牽引したんじゃない。
結局は、民意の後押しがあったからであって
原動力は国民が強く求めた民意にほかならない。

仮に、考えてごらんなさいよ
少子高齢化といわれて先々の納税問題を抱える日本が
先の戦争の10分1、いや100分に1でも
死傷者を出したら・・・一発で国家破綻です。
湾岸戦争イラク戦争からそこまでの被害にはならない
と考えるかもしれないけれど、
イラクと中国では規模が違いすぎる。
大陸動乱ともなれば難民の数もすごいでしょうねえ
北朝鮮の比じゃない。
とにかくなんとか回避させないといけない。

それに集団的自衛権憲法改正の反対は
逆効果だと考えます。
そんなことで戦争が回避でき(自国のみ)
平和が保たれるという考えが、危ない。

このままでいくと「中国討つべし」の
気運は高まり加熱する。
中国は弱い。少数民族小国家には通用しても
ベトナム一国にさえも勝てない国だ。
あれからさらに弱体化してるでしょう。
だいたい若者を動かすナショナリズム
大義名分もないもんね。与えてはならないんだ。
韓国なんかよりぜんぜん良識的だと思うよ。
戦争は武器の量じゃない数じゃない
そして今度は太平洋諸国連合を相手にする。
だから中国を討つのはさほど難しくはない。
でもそんな国とわざわざ同じ土俵にあがって
戦う必要なんてないんじゃないかな。

あの暴走をひき止め閉塞感におちいらせれば
内部崩壊するのは必然だと思いませんか?
中国高官はそれを察して国外に逃げてるわけだ。
どっちにしろ中国動乱は避けられないとしても
このどっちかはとても大きい。
天と地ほどの差があると思う。

なんにしても、人、一人の命の値段が違うのだ。
こんな勝負やるバカな話はありません。
平和を愛するならばなおのこと
そこには技術が必要だ。
ただ、愛されることばかるり求めても
つけあがってDVはやるは馬鹿犬になるは
とんでもないものを育ててしまうってこと
もう十分理解してもいい頃だよ。
そんなの愛じゃない!