あかんたれブルース

継続はチカラかな

花子とアンコと天狗熱



ごきげんよう

入院して朝の連ドラ『花子とアン』を観る
機会にめぐまれました。
ちょっと前にねチラっと観たとき
仲間由紀恵演じる葉山蓮子が駆け落ちの段
あれえ?これって白蓮事件じゃないのと
一瞬注目したんですが、続き観れないので
そのまま・・・

柳原白蓮(燁子)は大正三美人と謳われた
「新しい女性」の才女なのだ。
母親は柳橋の芸者なのですが
その父は旗本で勝海舟らと咸臨丸で米国に渡米
したときの親善大使(奉行)代表
それはたいそうな美太夫だったそうで娘も美人
そんなわけで維新後没落士族で芸者になったのを
柳原前光伯爵の囲われた生まれたのが燁子だ。
当然美人に生まれるわよね。

で、この柳原伯爵の姉が明治天皇典侍
大正天皇を生んだ。
燁子は妾の子だけど天皇家と縁続きの血筋となっちゃった。
大正天皇の従姉にあたるわけだ。
ま、妾の子ですからね、それはそれで厄介者。
最初の結婚に失敗後、筑豊の炭鉱成金嫁がされる
そして運命の人宮崎龍介と出合う。
この龍介の父親が宮崎滔天なのだ。

馬太郎近現代史で表の三傑人は
児玉源太郎後藤新平高橋是清
裏の三傑人は
頭山満杉山茂丸、そして宮崎滔天なのだ。

この滔天がいなかったら
中国の辛亥革命は成功しなかった。
バカな中国人が反日デモで叫んでいますが
この宮崎滔天の名を投げかけて知らなかったら
相当な恩知らず恥知らずとなる。
日本政府はもっとそういうことを日本人に
中国に世界に発信しないといけない。
ま、そういう人なのです。

そういう今でいえば天皇の忠臣的大陸浪人活動家
の息子と天皇の従姉妹の駆け落ちだから
そりゃセンセーショナルだよね。
それで売ったのが大阪朝日新聞だったのだ。
東京朝日新聞緒方竹虎はそういう手法が気に食わない。
これも朝日の社内抗争の火種となった事件です。

で、そういうのはそういうのとして
この『花子とアン』なんかいいなあ
やさしいというか美しい
朝にこういうドラマを観てると癒されよね。

そのなかでのヒロイン花子がいう
ごきげんよう
美しい言葉だなあとうっとりさせられる。

全国のお子さんたち ごきげんよう

誤り)
全国のお小さい方たち、ごきげんよう

今日の馬太郎ニュースは東京の代々木公園で
テング熱が出たそうです。
この蚊に刺されると鼻が腫れて熱が出て顔が真っ赤に
なるみたいだから気をつけてくださいね。
それではまた来週 さようなら ごきげんよう

こんな感じ