あかんたれブルース

継続はチカラかな

歓びの体感は体質か才能か環境か



昨日、シャント手術は無事終わりました。
これで正真正銘の障害者一級だ。
糖尿病や腎臓病は治らない。とされている。
インスリンを打てば一生打たなければならず
また、人工透析も同じ。
日常生活にも大きく不自由を余儀なくされます。
糖尿が原因でうつ病になった者自殺した者が
同級生でいました。

糖尿病の恐さはそれ自体ではなく合併症です。
発病から悪化してインスリン投与まで
わたしはさほどでもなかったけど
目をやれれたときはショックだったなあ
デザイナーにとって目は命だ。
もうデザイナーではないけれど文筆業にとっても
目は大事なパーツです。
それがだめになるんじゃ話にならないよね。

三年前そういう網膜はく離のなかで
二冊の文庫本を仕上げていた。
長時間の作業だと目が痛くなってくる。
いったいいつまでこういうことができるのか
将来の不安はいっぱいだよね。
途方に暮れる。
そういうなかで支えてくれる人がいると
救われる。わたしは幸せものだ。
今回、人工透析を受けることになって
引導を渡される思いだった。
そりゃあ一日4時間拘束されてそれが週三回。
塩分は厳禁。
生野菜も豆もあれもこれもダメだそうです。
わたしの残りの人生は規制だらけだね。
ああっ、こうなるんだったらもっと
あれとかこれとか食ってればよかったなあ

幸せ、幸福、幸福感・・・なんだろうねえ

たとえば目黒の秋刀魚とか
砂漠でたどりついたオアシスの泉の水とか
サウナの後の水風呂もしくは生ビール
なんてね
ギャップが必要だと思うんだ。
人生いろいろでいいときばかりじゃない
つらいときにふっとやさしくされたりすると
ほろっとするものだよね。
同じ言葉なのに感じ方が違う。
幸福っていわれる人はそんな場にはいないから
そういう感じ方はしないのだろうか?
幸せってなんだろうねえ

友人から応援のメールが届いた
そのなかには彼が30代前半から透析を
受けていることがカミングアウトされていた。
それから三十数年彼はこうして生きていると。
知らなかった・・・
こういう気遣いは嬉しいねえ
勇気を与えられる。
それを病気のおかげなんていうと変だけど
その場、その状況によって感じ方は違うと思う。

目をやられたとき
「あなたの目になりたい」といわれた。
そんなこと広い日本でもそうそういわれないいぞ
男冥利に尽きるね。

そういう人のやさしさ温かさにふれると
な~んか生きててもいいかなあ
と思えるじゃないか

そんなことをわたしは売店仕入れてきた
おせんにキャラメル、おこしにビスケットなどを
秘密の戸棚から出してはボリボリ
ナースの目を盗んで食ってます(汗)

幸せってなんだろう?

次はミッキーのチョコビスケットだな