あかんたれブルース

継続はチカラかな

さようならウォルター



外人の名前に対するイメージ
たとえば、ボブっていうとボブって感じ
つまり筋肉質でゴッツイ感じとか
ピーターとかピートというと金髪の色白
ジャックというと黒髪、タートルネックとかね

ウォルターというと初老の相棒という感じ
ディズニーのグーフィーのイメージ
ピストルじゃなくライフルでもなく
ショットガンとか古いスペンサー銃が似合うような
こういうインスピレーションは映画のイメージが
強く影響してると思う。
トリックスターさんなら「ははん」と思うかな
わたしのこの固定観念はハリウッド映画の
名脇役ウォルター・ブレナンから
きてると思う。
補足とすればウォルター・マッソーとか

わたしがたとえばチャーリー・シーンとすれば
ジョン・ウェインとかジャックレモンでも)
ウォルター的相棒が新人の頃から先輩として
同僚として親友、戦友として
仕事のイロハを
このウィルターから教わって、信頼を獲て
そういう関係を構築して公私共に深い関係。
若さが先行してがむしゃらわたしを嗜め
フォローしてくれる心強いサポーターだった。
そんな彼ももう若くない。
引退の日もそう先ではない。
後継者としてわたしを見るようになっている。
そんな感じ。
わたしがたとえばチャーリー・シーンとすれば
ジーン・ハックマンとかかなあ

そういう人だった。
残念なことにわたしはひと月も経たないうちに
リタイヤを余儀なくされてしまう。
そういう信頼関係を構築するまえに舞台から
姿を消すことになってとても残念でした。

色んな業界の人間を看て来て接してきましたが
ピカイチに有能で頑固で怖くて人情味があって
優しく、懐かしい。
正直尊敬してたんだ。
あらら、またわたしのファザコン癖が出たね(汗)

彼の会話もウィットにとんでいた。
粋なのだ。
仕事終わりにカウンターバーでちょっと一杯
そういうのが似合う日本人だった。
立ち飲み屋で日本酒の冷を一杯でもいい。
あっさりしててね、ほんとかっこいいミドルさ。
初っ端か怒鳴られたのもこの人だったなあ
陽性のあっさりした気質の人だったよ。

日本人とアメリカ人の違いには
縦軸と横軸の違いがある。
親子関係でもそれは歴然だよね。
儒教が影響しているんだろ。
上下の格式を重んじる。
対してアメリカは実にフランクなのだ。

あの人にはそういう匂いがあったなあ
そんな彼にウォルターのイメージを重ねた。

俺がもし、地球の平和も守るため
六人の戦士を選ぶとしたら
彼のもとにまっさきに向かって保安官バッチを
渡すだろ。それを必ず受け取る男だった。

わたしはチャーリー・シーンになり損ねたんだよね。

ウォルター・ブレナンを調べていたら
その作品にTVシリーズのマッコイじいさんがあった。
マッコイじいさん!
懐かしい・・・
そうかあウォルター・ブレナンが演じてたのか
わたしのこの思い込み連想ゲームもまんざら
でもな、と思った。