あかんたれブルース

継続はチカラかな

饅頭より恐いもの



世の中そうそう悪い奴はいない
そういうののほとんどは
セコイ奴らと申しましたが
違う角度で眺めますと
世の中には本物と偽物そして未熟者がいる。
このなかで大方大体が未熟者だそうです。
二割弱が偽物ってことになってる。
本物なんていうのはもうほんのちびっと
プロ野球の投手の打率ぐらいのものですかね。

じゃあ本物と偽物、未熟者と偽物をどうやって
見分けるかと申しますと
偽物は本物だって自己主張する。
装うわけだ。そして
自分が未熟者だってことを認めない。
装うわけだ。
当人がそう信じて疑わないから質が悪い。
こういった連中は
達観とか悟りっていうのが大好物です。
目がない。
なんとかに刃物と申しますが
こういった手合いがそういうのを会得した
と思い込んだ日には目も当てられない。

ま、そこまでいかなくても
意識しても無意識であっても
そういう思い込みっていうのもは恐いものですな。
意外にこういう力業をやってる人は少なくない。
本当のところはどうだかわかりませんが
表向きには躊躇や葛藤がないいんだな。
なんたって達観しちゃってるわけだから
一応、迷いがない。
そのための裏づけの理論武装にもぬかりは
ないんでしょう。

ただね、ちょっと無理がある。
そういった無理が重なって
積もり積もって、破綻をきたすのは
自然の理というものです。

そういう 思い込み思い違いああ勘違いの
もとになってるのが
漫画やドラマ(小説、映画、テレビ)など
メディアの影響です。
一億総白痴化なんて大宅」壮一は予言しましたが
そのものズバリでしたね。
白痴化だけならまだよかったのかもしれませんが
悪質化してしまった。

そういうメディアの悪影響には
いわゆる有識者の意見ってものがありますが
これがまた怪しい。
そういう怪しいのを有識者だってことで
鵜呑みにする人が多い。
また有識者だけじゃなくメディアの論調を
鵜呑みにする人も多い。
あれは煽りが商売ですから要注意なんです。
それに無責任ときている。

そういうなかで世相というか世論というか
街頭インタビュー街の声っていうのがある。
東京だとたいがい新橋駅前だ。
ああいうのを鵜呑みにする人はいないでしょうが
なんとなく参考にはする。空気を読む参考ね。
ああいう意見も制作者側が編集してるわけですから
参考になるのかどうなのか怪しい。
なんか怪しいものだらけだね(汗)
そういう怪しいものが雰囲気を作るんだ。

雰囲気、気分、風潮、一般論の通常普通
がこうやって仕立てられていく。
最初は曖昧でなんてことないものだったのが
やがて力をもってうねりをあげて
時代を動かしてしまうことがある。これが恐い。

前記した白痴や悪質も全体の2割となると
全体に影響を与えてしまう。
つまり全体が白痴化悪質化してしまいかねない。
これが恐いんだな。

今の世の中の意地悪な風潮
この勘違い思い違い思い込みをなんとか
いいかげんそろそろ
軌道修正しないといけない。