あかんたれブルース

継続はチカラかな

かもめはかもめ

日本エシャレット連合(6)


中島みゆきは『二隻の舟』で
最後に残してくれるなら愚かさをください。
と「時」に懇願していた。
うまいことをいいやがるよ、こんちくしょう!

愚かさについて

わたしには許せる愚かさと許せない愚かさがある。
それは個人的なものなのか
その査定は違っても
み~んなにあるものなのか
人それぞれなんでしょうねえ。

アリストテレスはそれを能力的な度量として
道徳的な査定から「悪」ときっぱり。
対して、
カントは「愚かな善人」というもを引っ張り出した。

子供を助けるために核ミサイルのスイッチを押す母
みたいなことですかね。
その結果がどうなるか理解できない能力の問題。
笑いごっちゃないよ
わたしたちも良かれと思ったことが
とんでもない結果を招くなんてことは
よくあるじゃないか。

そういうのを
塞翁が馬とか風が吹いたら桶屋が儲かるとか
いっていいのかどうかわからないけれど
プロの将棋指しとか千里眼じゃないわけで
そうそう先の先まではわからないのが
世の常、人の常ってものでたい。

わたしはどこを基準にして
許せる許せないを判断してるんだろう?

在特会の話だよ
わたしはこれっぽっちも評価しない。
わたしにとっての「許せない愚か」なのだ。
ああいう跳ねっかえりが反日カラスに餌をやってる
ようなものだと痛恨なのだ。
と、このブログでもよく記事にしてきました。
「お前等は似非右翼といっしょで
 韓国からいくら貰ってる!」と
誹謗中傷したくなる。それでも飽き足らない。
それっくらいセンスがない。

でもきっと
ほんとうは正直で一途な連中なんだろう。

カント的にいえば、愚かな善人なんでしょう。
在特会を生み出したのは
いい加減な政治家や役人そして無責任なマスコミ・・・
私達日本人だ。
そういう時代が生んだ徒花なんだなあと思う。

この間の国家で総理や大臣らの
在特会との「密接な関係」が追及されていた。
写真ぐらいいくらでも撮りますよと
安倍さんもとんでもない言い掛かりに困惑
仕舞いには怒ってたよ。
もうこれで在特会自民党をダシに使うことは
できなくなくなるでしょう。
自民党暴力団統一教会同様に危険視するし
警察や公安もマークするんじゃない。

なんかさ、ほんのちょっと不憫に思う。
時代が生んだ徒花は時代に踏み潰されていく。
新撰組とか、二二六事件の反乱将校とか
山口組の柳川組とか・・・
「そういうのと一緒にするなあ!」と
怒る人もいるかもね。
どっちの意味でだよ(汗)

その主張たる「在日特権を許さない」
が正論であればあるほど痛いのだ。
もっとセンスがあったらなあ・・・

そういう意味で歴史は残酷でもある。
人ひとりの人生なんて屁の様なものです。
もしかしたら連中は
そのことを知ってるのかもしれない。
どうせ屁みたいなものならば
とことん臭いのをかましてやろうと。
身も出しちゃおうと。

かもめはかもめ
タカにもハトにもなれない

不憫には思うけど同情はしない。