あかんたれブルース

継続はチカラかな

ショーシャンクの空に牡蠣フライカレー



この間の記事でうんこネタをチビって
生きか死ぬかの瀬戸際の表現技法と記したら
トリックの旦那から
ショーシャンクの空に』でも、と
コメントを頂きました。

実はこの作品観ていないのだ。
前々から気にはなっていたのに
ビデオ屋でも何度も目があったのに
君の名はで、すれ違い。古いかな?
十数年が経ってしまった。おおマチコ52歳(涙)

あと二ヶ月もたないと脅されて入院
別に気弱になったわけじゃないけど
もしこのまま死んだら
観てない映画けっこうあるよなあ
とコツコツDVD鑑賞を再開したのですが
体調がイマイチでなかなか・・・
そこに健は死ぬは文太も後を追うわで
心残りの名画座のリストはほうりっぱなしさ。

そこにうんこと聞いては見過ごすわけにはいかない。

で、観たのですが
いまさらながら感動しちゃって
夕方日が暮れた部屋を飛び出して
COCO壱番にカレーを食いに走ったさ。
風は冷たい。
「ルイちゃん俺は感動してる(涙)」

カツカレーのつもりが
「そりゃ牡蠣フライやで」のツッコミから
一転して牡蠣フライのタルタルソースカレーに
特別にらっきょうとサラダを付けて
食べながら考えた。
あれってもしかするとスティーブン・キング
『刑務所のリタ・へイワース』が原作じゃあ・・
なんて今頃気づく間抜けです(汗)
帰ってネット検索で確認した、やっぱり。
昔、原作読んでたよ(涙)
何度でも感動できて便利な代物です。
実はすっかり内容忘れてた!

でも感動したなあ
原作以上の作品に仕上がってる。

久々に嗚咽してしまった。

で、それなのにもっと恥しいのは
どうも『シャイン』と勘違いしてたみたい。
1994年と1996年
タイトルだけでなくパッケージみたらわかるよ。
この間抜けは18年近く勘違いしてたわけだ。

よくあるんだ
戦場のピアニスト』と『船上のピアニスト』
愛と喝采の日々』と『愛と喝采ボレロ』 
『死刑台のエレバーター』と『死刑台のメロディ』
『イナゴの日』と『イルカの日』とか

それにしても
ショーシャンクの空に
すばらしい作品。
そして毎度のことですが
スティーブン・キングって凄い!
またこの原作をこういうふうに仕上げた
このスタッフ・キャスト、関係者も偉い!

いろいろなことを考えさせられ
感動させられました。
切ない内容でもあったなあ。
途中から涙がぼろぼろでてとまらない。
作品のテーマは「夢」そして希望です。
わたしは友情というものを噛み締めた。

残酷ではあるけれどやさしい作品だ。

作品のラストは原作にはないそうです。
でもそれはそれは素敵なラストだった。
甘美で夢と希望がそこにはありました。
ちょっと元気がなくて萎んでいるとき
こういうのいいよ。
寒空の夕暮れに走ってカレーが食いたくなる
そういうパワーが宿ります。
「ルイちゃんカレーは完食しますた!」