あかんたれブルース

継続はチカラかな

可愛い女



りんちゃんの要望から可愛い女について
考えてみたいと思います。
可愛い女
と題する作品はチャンドラーからチェーホフ
阿部牧郎までたくさんありますが、
いいオンナというのは
だいたい悪女か可愛い女に分類される。
いやもしかするとイコールなのかも?
『可愛いだけじゃダメかしら』なんていうのも
あるぐらいで、可愛いだけで女は十分勝負になる。
オンナは、だよ。
だからわたしはJJ.に口を酸っぱくして
「可愛いだけじゃダメなんだぞ!」と
説教垂れるわけです(笑)

ショーシャンクの空に』で
ハリウッドスターのセックスシンボルを
リタ・へイワース→マリリン・モンロー
ラクウェル・ウェルチとしていましたが、
マリリン・モンローはハリウッド史上最大の
セクシー大女優だったことは間違いない。
と同時に、マリリンは可愛い女だった。
そして、ちょっと足りない。
白痴とまではいわないけれど、足りないのだ(笑)
美人は他にたくさんいたはずだ。
グレース・ケーリーにしても
クラウディア・カルディナーレにしても
シャロン・ストーンにしても

・・・マリリンとは会社が違うよね。

可愛い女は足りない
というのをオツムではなく
未熟とか欠けてると考えてみて
キュートなハリウッド女優の変遷で追えば
シャーリー・マクレーン

ゴールディ・ホーン ミア・ファロー

メグ・ライアンとなります。
完成された美を信奉する欧米でも
確実にこのジャンルはあるわけだ。
おっと、オードリー・ヘップバーンを忘れてた。

ただ、この流れとマリリンは異質なんだよね。
マリリンは成熟しきっている(汗)
いまにもこぼれ落ちそう(大汗)

マリリンの足りないはオツムのことですが
それを男性の支配欲、優越感なんて分析すると
つまらない。
そうじゃなくて、無防備という点だとする。

みんなに無防備なのか
私だけ自分だけに無防備なのか
ここが大問題でありまして、ここから
恋の虜になってしまうわけだ。  

さらにタチが悪いのは可愛い女のなかには
そのことを自負してるオンナがいる。
まさにグッドバッドガールであり
古今東西男性陣は何度も痛い目にあわされる。
これはいけると思ってアタックすると
「お友達もままで」と切り返される(涙)

もっとヒドイとそこに計算高さが加わって
「ちっとも足りなくないじゃないか!」
という悪女に翻弄されてるわけだ。

モンローの場合にはそういうのはありません。
なんたって足りないんですから(涙)

要は長谷川伸先生がおっしゃる
一途な女性なんでしょうねえ。
打算ができない。
不器用な
健さんのような女・・・違うなあ(汗)

つづく