あかんたれブルース

継続はチカラかな

俺の急降下爆撃機



私たち世代が育った頃はまだ貧しい時代で
漫画は貸し本屋か床屋か病院か図書館
もしくは友人から借りてが多かったものです。
当時週刊誌が60円ぐらいでしたかねえ
なかなか毎週は買えないわけだ。
たま~に入手するときもありますが
そういうときは月刊誌が主でした。
当時の月刊誌は付録が盛んでそれを挟んで
輪ゴムでとめてパンパンだったものです。
ワクワクしましたが、ちゃんと作れた試がない(涙)

『少年』とか『ぼくら』とか『少年画報』とか
別冊や増刊号だったら読み切りがメインですが
間違って通常刊を買うと連載なので
その続きがどうなるのか・・・
敵もプロですから上手いところで「続く」なのだ。
それが気になって気になって

望月三起也の『ケネディ騎士団』で仕掛けられた
罠の前で立ち往生する、その先は・・・
ちばてつやの戦記物だった思うのですが
あの黒い影の謎の人物は・・・

ところが経済的にそれを確認する術がない。
なんせ付録付きのグルグル簀巻きなので
立ち読みもできないジレンマ

それがそのまま10年20年30年・・・
いまだに脳味噌の奥にこびりついた危機一髪
頭皮の裏側は毛むくじゃらさ(笑)

最近は復刻版などもあって
そういった長い間の脳味噌に刺さった小骨が
とれていくこともあります。
映画にしてもDVDで昔の作品を再度鑑賞して
懐かしがったり、記憶違いに驚いたり。
死ぬまでに観ておかないといけない作品
まあざっと100本はあるんでしょうねえ、
ねえトリックスターさん(笑)

確認しておきたいこと。

それが可能になった便利になったのはいいのですが
ふと、そういうのをすべて確認したら
死んでしまうんじゃないか、って
変な不安が過ぎってしまいます。

知ること感じること体験すること学ぶこと
『花燃ゆ』じゃないけれど、なんのため?
特にキャリアアップしたいとか
理論武装を強化させようとかそんなケチな
了見じゃないんだ。
知的好奇心というよりも、ただ確認したいんだよね。

昔競馬やってる頃、大川慶次郎の死去に際して
死んでしまうと来年再来年のダービー馬、天皇賞馬、
有馬記念馬・・・がどうなるのか気になって気になって
とても自分は死にきれないと思った。
今は競馬やんないからまったくどうでもいい。
これを達観といていのか甚だ疑問ですが

でもさ、個人的な知識は死んでしまうと
みーんなパアなんだよね。
生きてるうちのほんの少しの拠り所?
生きてるうちのね。

まだ見ぬ妻へ
きみの肌を香りを確認したい。


なんちょうオチじゃ(汗) 天誅