あかんたれブルース

継続はチカラかな

正論と現実の間で



たかがドラマの話じゃないか
なのですが、
北海道くんだりまで訪ねてきてくれて
エリーの身を案じ帰国をすすめる
キャサリンの誠意にグッときました。
そうだよねえ・・あの頃の状況からし
それがいいと思う。
しかしそれには離縁という別離がある。
葛藤するエリーとマッサン

Why ?

ワタシ 何モ悪イ事シテナイ

このドラマでエリーはよく正論を唱える。
そうなんだ。そうなんだけど、エリー
正論は現実には通用しないときがある。
まるで幼子を諭すように、しかし心は痛む。

正論と現実はまるで反語のようだけど
けれども、正論が不変であるの対して
現実はコロコロ変わる。

鬼畜米英のスローガンで
敵性文化を排斥しようとする稚拙な考え。
野球でさえも棒球でストライク、アウトといった
用語でさえもかえてしまう有り様。
そんなことで戦争に勝てるつもりか!

あの頃の日本人の民度
中国や朝鮮と同じレベルじゃないか。
といって米国でさえも邦人は強制収容所
入れられた時代です。
民度云々じゃあ捉えきれない。

NHKの朝の連ドラには必ずといっていいほど
太平洋戦争と関わりがある。
戦争に翻弄される人々が描かれている。

現実はコロコロ変わる。
その現実を司っているのはその時代の人間だ。
その現実は人間が生み出しているようで
実は雰囲気によって影響されている。
そこに世間というものがあって
人々はその世間を強く意識している。
世間の風潮、雰囲気を。

その前に、正論なんてあまり効果はない。

正論には、世間を意識したものと
それとは関係ないものとがあります。
正論は正論のくせにいろいろあるんだ。
正論は真理じゃない。

私たちはその間で悩んでしまう。

中島みゆき『彼女の生き方』

思い通りには 動かない
世の中なんて 何もかも
だけど あたしだって 世の中の
思い通りなんか 動かない

彼女の人生 いつでも晴れ

ああ 今日も また 裏街は
うわさ話の 花盛り
浮気な風を 追い払え
裏切り者を たたき出せ