あかんたれブルース

継続はチカラかな

風と共に風立たちぬ



先日久々に『風と共に去りぬ』を
観ました。
後半からでしたけどね。

この長編映画の前半と後半には休憩があって
その前半部のラストは南北戦争で敗れて
すべてを失ったスカーレットが
夕陽に向かって誓うシーンで終わります。
ネバーギブアップといった感じかな。

このシーンと『宋三姉妹』の
三女宋美齢の誓いの宣言と重なるのだ。

宋三姉妹とは戦前の中国名家の娘たちで
長女はお金を愛し次女は権力を愛し
そして三女は中国を愛したという
あれ次女と三女が逆かな?
ま、とにかく
ノンフィクションの名作なのだ。

蒋介石の妻となる三女美齢は
日中戦争のさなか出撃する中国国産機が
戦う以前に欠陥品のために墜落していく
情けない現実に怒り心頭で
ネバーギブアップを宣言するのですが
これが非常にせつない。

現代でも中国産潜水艦は潜るけど
浮上してこないし
ステルスは煙を出すそうです(汗)
なんか情けいのを通り越して哀しくなる。
笑えないよね。笑ってますが(笑)

メイドイン、ジャパンとチャイナの差は
工業力、経済力、軍事力・・・
どんなカードをだしても
100年経ってもこの差は埋まらない。
いや国土と人口には負けるかな
こんな国を征服しようなって夢に夢思わないこと。

昨日金曜ロードショウで『風立ちぬ』が
テレビ公開されるました。
御存知、日本の名機「零戦」開発のドラマ。
いろいろ物議を醸した作品でもあった。

しかしこの作品を観て、
(実際観たのどうか知らないが)
どこをどう捻ねれば戦争を肯定してるとか
批判するんだろうか?
喫煙シーンへのクレーム以上に
さっぱりわからん。

零戦は世界随一の名機だった。
米軍は手も足もでなくて
「ゼロに遭ったら逃げろ」とマニュアル化
したほどです。
またその名機を扱う搭乗員の技術も凄かった。
モノとヒトの技術が
当時の世界基準を超えていたわけです。

ところが、日本はアメリカに破れる。
零戦にまさるエンジンを開発した米国の
工業力、経済力、軍事力、資源・・・
などのカードのせいだけれど
「発想」とか「考え方」の差でもあった。
戦争に勝った負けた以前に
このことは忘れてはいけないと思う。
日本人は人材を軽視した。
発想、思考の敗北だったとも思う。
愚かなことです。

これは過去の話ではなく
今現在でも同じなんじゃないか?