あかんたれブルース

継続はチカラかな

馬太郎の爺をよろしく

土壌と意識(7)


で、さ
よく役所で怒鳴ってる人をみるよね。
困惑してる所員がなだめてる図。
通りすがりの私たちとすれば
変な人が多いよなあ
と思うわけです。
でもね、あのオヤジあのおばさんなどにも
イラつく原因はあるわけだ。
交通事故でも0対100で片方だけの責任
っていうのは稀の稀です。
たとえ99の非がオヤジやおばさんなどに
あったとしてもだ。

先日、天婦羅屋のチェーン店で昼食中に
レジのテイクアウトの待合席で
爺がグダグダいっていた。
要は春のキャンペーンの割引券の意味が
よくわからないとのことだった。
それに若い女性店員(パートかバイト)が
受け答えするのですが
それがマニュアル通りのことを復唱するのですが
小耳にはさむこっちもよくわからない説明だ。
爺なんかには到底理解できないだろうなあ
と思っていたら案の定
そしてこの爺がまたクレーマーなのだった。
あの酒乱女と同じ会社だ。
繰言がネチネチとエスカレートしていく。
おろおろする女性店員。
イライラするわたしともどもの客たち。
仕舞いには1万円貸してくれたら
1万5千円にして返すなっていいだす始末。
これって恐喝じゃないかあ?
女子店員オロオロしてないで
もっとしっかりしてくれよ。

ようやく厨房からイカツイ兄ちゃんが出てきて
他のお客さんの迷惑だから早く出ていってくれ
となって一件落着にホッとしたのですが
その際に体に触ったとかで
この爺が逆ギレだ(汗)
そしたら兄ちゃんもブチギレて
「いい加減にしろ!」と怒鳴った。
店先の路上で怒号が飛び交う。
さすがに兄ちゃんもとヤンキーみたいで
最終的に爺はとぼとぼ帰っていきました。

これさ、爺が99%悪い。
酔っていたわけでもない。そういう人で
歳とともに磨きがかかった厄ネタなのだ。

でもね、残りの1%なんだけど
あの被害者である女性店員の説明もよくない。
マニュアル通りの暗記した説明には
これっぽっちも誠がなかったもんね。

そして助けに入った兄ちゃんは
その対応に問題云々されてペナルティーなのだ。
哀れ本部から叱責されちゃう可能性大。
そんなもんだよ民間でも。
公務員とかがとかく冷淡なのも
こういう土壌が培われているからの何者でもない。

それでも、とは別に
なんかさ、あの馬鹿爺が不憫にさえ思ったよ。
50円引きで450円になった天丼をぶら下げて
ふらふらどこかに行っちまった
爺の後姿を思い浮かべて(見えてはいない)
どこにいっても、ああなんだろうああ
別に仲良くしたいなんて
これっぽちも思わないけどね。
あんなにひねくれる前になんとかならないもの
でしょうかねえ。
それをどこまで遡るのか・・・それは無理
いやそんなことはできない。
これは、これからの話なのだ。

土壌(環境)と意識に
優しさと厳しさがないんだな。
誠実さが余裕がないんだね。
人にも社会にも

タイトルは
「凡児の娘をよろしく」から
はいお土産お土産(笑)