あかんたれブルース

継続はチカラかな

本当に危険な者たち

土壌と意識(8)


だいぶまわり道をしました。

ドイツ航空機事故は副操縦士うつ病が原因
で固まりそうな感じですね。
はたしてそれでいいものなのか?
対する予防措置ってあるの?

再度くりかえすけれどうつ病には
自殺衝動や願望はありません。
それは双極性傷害とか統合失調症の方だ。
いやここでいいたいのは病名とか分類訳じゃない。

事故が起きてから後付けで○○だった。
なるほどね。で、納得していないか?
なぜ自殺するのに乗客乗員を道連れにしたの?
まともじゃないやつの精神状態なんて
そんなものだって?
そうかなあ・・わたしはそうは思わない。

自分はまともで加害者はまともじゃなかったと
割り切ろうとしていないか。

なにがまともでまともじゃないか
わたしにはわからなくなるときがある。

キューバ危機のとき
ソ連の原潜に核ミサイルのスイッチを押す
命令が下った。
もしこのときその命令に従っていたら・・・
1962年で人類の歴史は終わっていたかもね。
それを救ったのは
ソ連の軍の若い将校の英断だった。

しかし、この英雄は軍人としては失格だ。
命令に背いたとして
軍法会議で裁かれたかもしれない。

土壌と環境によって「評価」も変わる。
常識も変わるわけです。

考えてごらんよ
核兵器のスイッチを押せる、命令を出せるものが
現場の軍人から大統領までが
そんな精神疾患にならないって
確約できるのか?
それをチェックできるものなの?
だったらなぜルフトハンザはそれをしなかった。
会社の責任?
また犯人さがしか。芸のないこった。

これは恐い話なのだ。寒気がするぶるぶる

で、だからといって
囲い込みとか排除しようとしても、無理だね。
絶対に。そっちの方向じゃない。
土壌(環境)と意識を変えることが大事です。
本丸はこっちだよ。

精神疾患者の総数は氷山の一角といわれています。
その表現からイメージするように
海面の下の存在は実にでかい。
でもね、それを予備軍とか軽度とか
するかどうかなのだ。
うつ病とか双極性Ⅰ型とか統合失調症
わかりやすいものです。
なおかつ氷山の人たちは自覚してるものたちだ。

本当に危ないなのは自他共に
まともだって認識されているものたち
ではないのか?

自分の子供に限ってとかよく聞きます。
それ以上に自分だけはと思っていないか?
わたしは自分ほどあてにならないものはない
と内心ひやひやしています。
そんなものだよ人間ってものは。

人災といわれた大事故を
精神疾患者だったから。ってそれ以前に
把握できなかったわけです。
福知山線脱線事故にしてもそうだ。
様々な事件にしても同じ。
オウム真理教の事件を阻止できなかったじゃないか。
どころか、事件が起きるまで
麻原は何度もテレビに出演して
ビートたけし有識者たちから
「それもいえる」と
納得さえされていたことを忘れるなよ。

法治国家であるという日本でも
その法が非力であることを私たちは
実は知っている。
人権問題もあるし、その法が故に
っていうのもある。
警察は事件が起きなければ動けない。
あの酒乱の酔っ払い女のように。
それは警察だけの問題じゃないんだよな・・・
それを手間と経費のかかる民主主義として
いいものでしょうかねえ。

法や制度だけで
解決しようとするには無理がある。
東西冷戦までは力の支配が通った時代でした。
それにイスラム過激派のテロが冷水を浴びせた
わけですが、
それ以上に本当に危ないのは
善良な私たちという存在なのではないでしょうか。
だからこそこの土壌(環境)と意識(自覚)を
変えないといけないのだ。

他人にどうこうじゃない。
自分のことだよ。