あかんたれブルース

継続はチカラかな

大人の対応のよしあし



大人の対応とやらで一席

四月のはじめ頃でしたか
かねてから部活指導の理不尽さに
腹を立ててた三年生男子の保護者四人
ライン等でその憤懣を吐き出していました。

そんななかで副キャプテンの保護者Aさんが
「今度の保護者会で言ってやる」と
興奮して鼻息が荒かった。
みんなで抗議しようと。
それを小耳にはさんだわたしは
「やめとけ」とカミサンに釘刺した。
時期尚早というか下手すると
単なる親バカにされてしまうぞうぞ。
それより三年生の保護者が全員欠席というほうが
よっぽど効果あるといったのですが
他のBさんは体温差が違って
やっぱり出席しないと悪いからと
ハナからケツをわりまして
で、CさんはBさん一人じゃ悪いからとこれに同調。
これで半々になってしまった。
よくあるパターンですけどね。
それじゃあ効果ないんだよなあ・・・

で、直前になってこのAさん
「やっぱり腹のムシがおさまらない」と
急遽出席したんだそうです。

結果は散々で・・・
一年生の保護者からも批判され
それにニンマリの顧問教師の術中に
まんまとひっかかり
保護者会の後で悔しくて号泣したそうな。

あれあれいわんこっちゃない。
ちょっと可哀想な気もしましたが
どうして女ってものはこう浅はかで
感情を優先しちゃうんでしょうかねええ。

結果的に出席しなかったのはウチだけ(汗)。
いい迷惑だよ。ま、いいけど。

で、それから半月後の大会で
Aさんは何を思ったか
「大人の対応」を旨として
前回の非礼を顧問教師に詫びたそうです。
そこには向うもそれに大人の対応で
応じてくれると踏んだんでしょうねえ。
わだかまりをリセットしたかったんでしょう。
(おい、問題は何も解決してないだろうが!)

ところがぎっちょん
向かうは大人じゃないんだよなあ。
河野談話と一緒。
Aさんは負け犬に仕立てられてしまった。
今度は泣かなかったけど
辟易したとこぼしていたようです。
でもさ、
そういう甘い常識が通用しない連中に
下手に大人の対応なんかしたら
逆効果もいいところなんだよな。
結局、彼女の息子はそれから益々追い込まれ
退部宣言までして練習をボイコット。
この件は実に陰険下劣なのだ。

もっと悪いのは
その翌日に顧問教師から電話で
Aさんは説得された。
なにをいわれたかは知りませんが
Aさんは嫌がる息子を部活に追い立てたわけだ。

この一連の流れにはこれまでの
彼女の軽はずみな行動が原因している。
こらえ性がなく最後は事なかれ主義になって
息子の意気地をつぶしてしまったのだ。

息子のことを大事にとしながら言いながら
結局は自分の気持ちを優先させる親。
うちのカミサンなんかもそうです。
だから、うちではクチを酸っぱくして
抑えたんですが
他人の家庭までは手が届きませんからねえ。
それがその家々の家庭の実力なんだから
仕方ないとは思うけど
なんか残念な思いに駆られてしまった。

嫌々電車で部活に向かうAさんの息子のことを
思うと胸が痛んだ。
少年たちの目が年をとる~♪ ですよ。
ま、それはそれでしょうがないか。

大人の対応。
相手を見極めないで
大人の対応などいう世迷言をいってるから
カモのされ泣きをみてそういう連中を増長させる。
本当の大人の対応っていうのは
もっと厳しいところがないと
単なる便宜主義や御都合主義にすり替わって
しまうものです。
それが子供に影響しちゃうから
恐いんだとしみじみ思いましたよね。