あかんたれブルース

継続はチカラかな

アトムの子供じゃだめですか?



古典的、という表現は変かもしれませんが
名作というのはスタンダード化され
「リメイク」だけでなく
その設定・プロットはその後の創作のベースに
なったりしてるケースが多いものです。
意図的に、もしくは無意識に、偶然に。

駅馬車』もそうだろうし
一攫千金と自由のためにニトログリセリンという
危険物を運ぶ『恐怖の報酬』なんかも
昔、「キーハンター」なんかで
よく用いられてたものです。

ドラマ『アルジャーノンに花束を』で
主人公の咲人(山下智久)と
蜂須賀博士(石丸幹二)を観てると
手塚治虫の代表作『鉄腕アトム』の
アトムとその生みの親・天馬博士を彷彿させられる。
ところが、『アルジャーノンに花束を』の原作よりも
鉄腕アトム』のほうが約10年は古い。
これは脚本監修の野島伸司(昭和37年生まれ)の
仕業みたいです。
そして、蜂須賀博士を演じる石丸幹二の容貌が
天馬博士にクリソツなんだな(笑)
あっれって天然なのか
それとも野島伸司に因果をふくめられたものなのか
こんな感じ
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E5%A4%A9%E9%A6%AC%E5%8D%9A%E5%A3%AB


昭和40年代に幼少期を過ごした私たち世代にとって
アトムの影響はとても強いものです。
山下達郎の歌に
♪僕らはアトムの子供さしゅびどぅば
とあるぐらいさ。
「アトムの子」はこんな歌詞です。
http://j-lyric.net/artist/a0022c2/l0062df.html

アトムには御茶ノ水博士という
育ての親がいた。(祖父かなあ?)
ウランちゃんとかコバルト兄さん
パパやママもいる。
ロボットなので血縁関係はなく擬似家族なのだ。
それでも人工知能を有する(たぶん)
アトムはたくさんの愛情を注がれたわけだ。
そして、それがあの感動的なラストに結ばれる。

まだ世の中が喧しくない時代の物語。
いまだったら特攻隊を美化するとか
うるさいんだろうなあ(汗)
終戦から10年20年しかたっていないのに
なんでこうなっちゃたんだろう?