あかんたれブルース

継続はチカラかな

学校教育の形骸化

旅路の果てから(6.5)

昨夜、途中まで書いて保存してた記事が
まんまアップされておりました( ̄□ ̄;)
中途半端な記事になってしまった。

経済格差=教育の格差となるか?

教育に環境が関係することを否定はしません。
けれども、それがすべてじゃあないこともいえる。
その弊害を訴えるテレビの取材でとあるシングルマザーが
経済的に塾に通わせられないと嘆いていました。
難関高校を受験させるのではなく
地元の公立高校に合格できないとのことです。
その内情は分数も掛け算も割り算もおぼつかない。
学校、教師はなにやってたのか。
また親は・・・
仕事でそれどころじゃなかったという
環境の問題をいうかもしれないけれど、それだけかなあ。

勉強なんてするな、って時代もあったわけだし、
勉強どころじゃなかった人も多かったわけです。
二宮金次郎を引き出すと顰蹙をかいそうですが
小原さんだってそんな恵まれた環境じゃない。

それと現在の進学は学ぶためというよりも
そういう社会風潮の慣例の意味合いが強い。
わたしの知り合いにシングルマザーがいますが
上の二人は中卒で下の二人は夜間高校だ。
それでも十分やっています。
うちの息子もデキがよかたわけでもありませんが
塾など通わせなかったもんね。
JJ.みてごらんなさいよ。
あんなおバカさんでもちゃんと(?)やってるし、
ときどきわたしをハッとさせるようなことをいう。
第一わたし自身が高校時代にはクラスでビリになった
貴重な経験者だもんねえm(__)m

個人の人生の幸福度と学歴は関係しないし、
そういうのは親とか本人さんのセンスの問題かと思う。
それに下手にいまの学校教育で
なまじ成績が中途半端にいいと勘違いのもとだとするのは
暴論でしょうかねえ(゚゚)イラネ

司馬さんの『坂の上の雲』には
「有能と無能」というテーマが敷かれていました。
日露戦争にあたって日本の陸海軍はエリートたちで
戦われたのですが、
秀才もいれば天才もいたし、馬鹿もいたわけです。
十本の指より多い算数ができない軍令部長とか
落第寸前だった参謀本部次長もいた。
それを藩閥というけれど彼らは十二分に能力を発揮した。
対してエリート中のエリートがとんでもない失敗をやらかす。
それもエリートがゆえのが原因だったりするもんね。
難しいものです。

ま、結局
その人が幸福な人生を過ごすかどうかは
絶対に学歴云々がパスポートにはならない。
勉強好きならほおっておいてもするし
嫌いなら無理してしなくてもよろしい。
そんなことで人間の価値は計れない。と思うよ。

今の世の中のシステムが変なのもあるけれど
中島みゆきが歌ったように
♪だけどお私も世の中の思い通りには動かない

という気概とセンスが大事じゃないかと
切に思うのだった。