あかんたれブルース

継続はチカラかな

民主主義の不自由さ



年が明けてはや6日
ようやく平常運転の日常でしょうか
わたしは昨年末はまだ鹿児島だったので
知らなかったのですが
年末年始のうちのマンションのゴミ置き場は
大変な状態だったそうです。
年末のゴミ収集日に出さなかった各家庭のゴミで
溢れかえっていたそうなあ・・ゴミ屋敷状態。

一昨年、わたしが理事長だったとき
例年のこの惨状を危惧した人たちから
年末年始の期間中はゴミ集積所に施錠したらどうか
という意見があったので即採用。
実験的にという前置きを添えて実施した
その結果、一昨年はそういったみっともないことには
ならなかったので、やれやれと安堵したものでした。

と、ころがさ
昨年は「不便」という意見に押されて
再び以前のようにオープンに逆戻り
その結果が、こうだったわけ。

みんなが、というわけではないでしょうが
一部の住人には無責任でデタラメな連中がいる。
権利を主張しても義務を果たさない。
便利なことは合理的ではあるけれど
それにはやっぱり道義的マナーというか
常識的なルールを守ってくれないとねえ。
集合住宅の自治というものを考えさせられます。

これって現在の日本の縮図のようだ。

みんながそれぞれの権利をたてに
主張していても収拾がつかないものです。
民主主義ってなんなんでしょう。
昨年末にわたしの大嫌いなサンデーモーニング
珍しく「民主主義への疑問」という
真っ当なことをいっていた。
番組コメンテーターじゃないよ
取材でのどこぞの大学教授の弁からでしたが。

わたしゃハナから民主主義ってものを
さほど信奉してる手合いではないのですが
それを錦の御旗のように掲げて胸を張る
そういう時代もようやく古ぼけてきてくれたかな?

とかく手間と経費のかかる民主主義
もっと大事なのはそれを支える私達一人一人の
覚悟というものが肝心なんじゃないのかな。

できれば、再び実験的にもとに戻したルールを
この検証から再度改正してもらいたいものです。
さて、それで納得するのか
それは住民自体の問題なんでしょうけどね。
どっかでビッシーッと決める人がいないと
二進も三進もいかないよね。
野放図な自由がイコール民主主義じゃない。
多少不自由があっても
みんなでうまくやっていくための
ひとつの方策みたいなものでしょう。