あかんたれブルース

継続はチカラかな

やっぱりローマが最高



本当のところは『大脱走』の登場人物が
どっち側の人間なのかよく理解できてなかった
これが息子の本音だったようです。
「外人の顔が識別できない?
 それじゃあ年寄りじゃないか(笑)」
といってからかったけれど、ま仕方ないか。
初めて『仁義なき戦い』を観て広島弁が聴き取れない
初めて競馬場でゴール前の状況が把握できない
みたいなもので、これも慣れですかね。
でも良かったことは良かったみたいですよ。

そんなわけで第二弾はもっとシンプルに
登場人物も少ないラブロマンス
不滅の名作『ローマの休日
こんな恋愛をしてほしい親心でありんす。
といって、この作品はオードリーの
麗しのサブリナ』『昼下がりの情事』
とは違ってハッピーエンドではない。
成就できない悲愛なのだ。
それでもこの感動はなぜかしら
エンディングのあとで息子が
「心が温かくなった」とため息をついていた。
しめしめ(笑)

本当の愛を知る手掛かりにしておくれ。

しかしなあグレゴリー・ペックはマスコミの人間。
パパラッチ、文春、フライデーの種族だ。
大スクープ、大金を手放して
知る権利とか報道の自由に背を向けて
「個人的な」思いを優先させた。
尊厳か
それとも大切な記憶を守るためか
こういう価値観が理解された時代があったんだ。
レアでも、絵物語であっても
でもそこに幸せがあるんじゃないの。
大切なのはそこなんだと。
そんなことを息子とこれから話し合いたい。
親と子ではなく
男同士として、人間として
そんな関係でこれからいられたら
わたしはそれが幸せかなあ