あかんたれブルース

継続はチカラかな

一悪の砂一ブレイキングバッド

これまで
海外ドラマってノーマークでしたが
先々月、突然自宅テレビが観れなくなって
まーいいやと放置してたんですが
ネットTVに手を出してしまったわけだ。
そこでたまたま『ブレイキング バッド』を観ちゃった
からさあ大変!

ハマったね。

現在アベマTVでシリーズ5を配信中ですが
これで完結かと思うと
私はこのあとなにを生き甲斐すればいいものか

じっと手を見る。

それくらい面白い。

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       ○キーワードは白のブリーフとハゲ

平凡な高校教師ウォルターと彼の元教え子ジェシー
麻薬製造・密売に手を染め大暴走していくというお話。
この二人が結構マヌケな裸の銃をもつ男で
が、ために巻き起こるドタバタが
このブラックサスペンスをみょうに
アットホーム仕立てにしてているところが巧い。
評価も高いようで
アメリカの定番テレビドラマシリーズとは
一線を画す作品と絶賛されている。

この作品を一言でいうと
マヌケな善人VS クールな悪人
なのですが
マヌケな善人が犯罪に手を染めていくわけで
それがヘロイン(ブルーメス)の密造であり
ストーリーが進むに従って殺人まで犯していく
という掟破りなのだ。
にも関わらず観るものはドップリ感情移入して
主人公の二人に叱咤激励拍手喝采非難ゴウゴウ
な、もんで、目が離せない。
通常のお約束を無視した設定とストーリー展開のため
物語の結末がまったく読めないのです。

で、ですね
面白いのは面白い、のですが
その展開のやり取りには相当イライラさせられる。
なのに目をはなせられないのは
ドップリ感情移入させられてるってことですかね。
巧みなシナリオに翻弄されているわけだ。

このイライラの要因のひとつは
アメリカ人(特有の)気質っていうのがある。
独善的な個人主義の自己主張・・・かな
でもそういうのって
CSI でもアメリカのドラマや映画に散々あるよね。

ま、それが顕著なわけだ。

理路整然と身勝手な主人公ウォルター
グダグダでブーたれのジェシー
しかしなんといってもウォルターの妻スカイラーと
その妹のマリーには辟易させられる。
でもこれは本国でも同じみたいで
スカイラー役の女優には沢山の抗議で大炎上したと
ネットニュースにありました。
理由は別にしても
アメリカ人をもイライラさせるキャラなのだ。

もうひとつ
吹き替え版の日本語なのですが
文化の違いからでしょうが
到底ニッポンの日常会話とはかけ離れたセリフが
展開される。
(むかし日活で無国籍映画というのがありましたねえ)
日曜洋画劇場からはじまった私の海外映画ドラマ鑑賞
いや『コンバット』『奥様は魔女』から数えれば
半世紀以上、気づかなかった!
でね、
そこには、実際自分で日常生活で使うと
気恥ずかしさがある。あるんだなあ・・私には

18歳で上京したときは標準語という隠れ蓑があった。
そこに(あくまでも日本の)ドラマ番組と
日常的一般会話とごちゃ混ぜになるトラップを
なんとかかいくぐりナイスミドルとなったかな
と思いきや
海外ドラマドラマにカブレタ美魔女から
西海岸の対応を受けると

困惑の小島の磯の白砂に
われ泣なきぬれて
亀とたはむる

これが私が「愛している」と自然に言えない
原因ではないかと思わずじっと手を見る
もうすぐ59歳
体調ブレイキングバッド!