あかんたれブルース

継続はチカラかな

ほむら☆マギカ

まどマギの登場人物に別に感情移入なんかしない

なんて記しましたが、

嘘です。

恥ずかしながら

暁美ほむら

彼女にめっちゃ感情移入して泣ける。

なんだろう

一途で健気で途方もなく哀しい

少女趣味とかないんだけど

せつなくてきゅんきゅんしちゃう。

 


魔法少女という設定から

かなり的外れな方向になりそうなのですが

彼女たちを大東亜戦争の特攻隊の搭乗員に重ねてしまう。

と同時に

円環の理という設定のなかで

永遠回帰を繰り返して

そのたびに打ちひしがれるほむらが

せつなくて泣けてくるのです。

 


劇場シリーズは

本篇から『叛逆の物語』

そして最新作『ワルプルギスの廻天』へと

語られるのですが

わたしはただただ暁美ほむらの行方に

気を揉んで祈り願うのです。

梶浦由記の賛美歌にひれ伏して💦

まどマギにやられた。

いまさらながらで恐縮なのですが

この歳で『魔法少女まどか☆マギカ』に

夢中になっています💦

アニメとかあーんまり関心なかった。

せいぜいジブリぐらいは観てるくらい。

ガンダムエバンも知らない。

それが昨年、『竜とそばかすの姫』に感動!

劇場に5回も足を運んでしまった。

同作は賛否わかれコロナ禍にあっての

大ヒットにも関わらず一部識者からの

批判は激しかったのですが

私的には日本映画市場エポック的作品だと

疑っております。

同時に岡田斗司夫に対する不信感を決定的にすることとなりました。

それはいいとして、

年が明けて

今年の3月の話。。

もう5年以上ご無沙汰のTSUTAYAに行って

ドキドキしながら

まどマギ』劇場版前後編借りて観た。

いやあ。。唸りました。

これほどの作品が10年以上前に

作られていたとは。。驚きです。

オリジナル原作脚本が凄い。

魔界世界のビジュアルが凄い。

そしてなんといっても音楽が凄い!素晴らしい!

脚本・虚淵玄、異空間PD・劇団犬カレー、音楽・梶浦由記、凄いです。

 


なかでも梶浦由記さん、化け物みたいに凄い。底が知れない。

ストーリーにとか登場人物に感情移入してる

とかだけじゃなく

彼女の生み出す音楽だけで泣けてしまう。

その旋律ヴォカリーズは讃美歌を聴いているようで心が洗われます。

オーケストラが奏でると打ちのめされるように感極まってしまう。ほんと凄い。

 


いやああ長生きはするもんだなあと

 


現在地上波で第3期がオンエアされてますが

さすがに深夜すぎて観れてませんが

DVDになったら視聴します。

最新版『ワルプルギスの廻天』が公開されたら

是非とも劇場で鑑賞したいです。

僕のヒロイン

癒しの歌姫といえばUru。ですが

なかでもバックナンバー『ヒロイン』の

カバーは生傷にポン酢擦り込むほど沁みます。

この曲、オリジナリもよいですが

未練といってしまえばそれまですが

女性シンガーが奏でると違う世界観に変わる。

かといって、MOEKAじゃ違う

上手いだけじゃだめみたい。

儚げな透明感というか

しっとりしたUruの歌声に琴線上の僕の濡れる

わけですね。いい歳こいて。

ま、声フェチなんですよ。

要は

ヒロインにUruを重ねてしまってるんだ♪

 

MOEKAは『虹』のカバーが良いです^ - ^。

 

 

ボクの本命

映画音楽でサントラ盤の他に本命盤つーのが

あります。

サントラとはサウンドトラックの略で

原盤をそのまま録画したもの

もしくは、オリジナルスコアを再録したもの

その違いは単にサウンドトラックとか

オリジナサウンドトラックとか

表記をわけますが、割と曖昧なようでした。

いずれにしても、その作品の音楽そのままに

違いので映画ファンには重要視されていた。

まあ、録音技術が上がってからで

60年代後半ぐらいからの話だと思います。

そんなわけでマカロンエスタンなんかは

(1962年〜の)

ばっちりサントラ盤にハマったわけです。

対する本場アメリカ西部劇

(通称ビフテキエスタン)は

歴史が長いので古い名作はサントラ盤なし😭

(例外的に『駅馬車』は力業でママ録音が)

で、後年『OK牧場の決闘』と『ローハイド』を

実際本作で歌ったフランキー・レーンを

起用して再録音したのが

サントラ盤としてCBSソニーか出てました。

それがメッチャ良くてですね

(ローハイドは元も良かったんですが

 OKの元は間抜けだったんですよ💦)

 


オリジナリを超えてしまったわけです^ - ^。

 


そういうのを「本命盤」なんて言ったり

煽ったりします。

たとえば、ミッチミラー合唱団の

『黄色いリボン』とか『史上最大の作戦

とか、ね^ - ^。

本命盤といっても作品自体で歌ってた歌手が

再録音した前出のフランキー・レーンとか

『リオブラボー』の「ライフルと愛馬」の

ディーン・マーティン

サントラとか本命盤とかするとこも

曖昧でゆるい世界なんですけどね。

 


前振りが長くなりました。

本命盤の話。

一転、歌謡曲の話で恐縮です💦

都はるみの『大阪しぐれ』は名作名曲

だと個人的には思います。

多くのアーティストがカバーしてる。

の、なかで

坂本冬美の『大阪しぐれ』は最高です!

まさに本命盤。

これをいいたかった^ - ^💕

 


YouTubeで視聴できます。

今日の大阪はしぐれております(T ^ T)

不思議な夢

母の葬儀を終えて初七日から数日たった

9月30日に帰宅しました。

1週間後

残務処理に奔走していた妹から

これから空港バスに乗って帰るとのラインが

届く頃、私はうたた寝をして夢をみていた。

 

実家の前を歩いていると

母が他所行きの白い服で玄関から出てきた。

どこ行くの?と尋ねると

母はにこやかに『宝くじを買いに行く』と

この時私は母親が死んでることを認識してるから

これは幽霊だなと察しながら

母について歩きだしました。

近所の人たちも驚き

4、5人がついてきました。

振り返る度に母の服が変わっていった。

一度右に曲がり20メートルほどいったところで

母の姿はなく

地面に戸板が落ちていた。

それを起こすと地面と戸板の裏に

白いジェル状の物がこびりついていた。

市役所の職員がきて、それを水洗いするんだと

教えてくれた。

私はその戸板を抱えて

実家の庭で水道から水を出して

タワシでゴシゴシ洗うのだった。

 

はっと目が覚めると

妹からラインが届いていた。

かくかくしかじかと返信して

宝くじ買ったらいいかもと付け足した。

数日後、私はロト6ロト7を飼いました。

外れ。かすりもしない。

 

クラッチのことだったのかな?

 

宝くじ買ってこよう!

黄色い帽子の女2020

もうかれこれ四十年以上前のお話

国電新宿駅東口の改札の手前に

手荷物預かり所というのがまだあった時代。

入口の受付窓口の奥に16坪ほどのロッカールームがありまして

壁にはコインロッカーが立て掛けられて

中央には会議机とパイプ椅子がいくつか置かれていた。

その夜、歌舞伎町で友人とのコンパに向かう僕は

小田急から乗り換えて東口の改札を通り抜けようとした。

と、改札の左側にある手荷物預かり所の入口に

十数人の人集りが目に入り立ち止まった。

喧嘩かな?

当時も新宿はあまり品のよい場所ではない。

時間に多少余裕のあった僕は

持ち合いの好奇心というか野次馬根性から

人混みをかき分けて手荷物預かり所の中に潜り込んでいった。

ガランとしたロッカールームには

男と女が二人

小柄な男は中央の会議机に胡座して立て膝で

なにやら喚いている。

グダグダ言ってんじゃねえよこの馬鹿女!

巻き舌で罵倒されているその先には

パイプ椅子に申し訳なさそうにちょこんと

黄色い帽子を被った女がいた。

それが時代錯誤的なブスで

その場違いな出で立ちからして唖然となった。

いかにもよそ行きの薄緑のツーピース

そして黄色い帽子。

一昔前の新婚旅行の格好をしてるのだ。

デビュー当時の泉ピン子を発酵したような

それは十八年生きて目撃したなかでも

最上級の類いのものだった。

年齢は二十歳そこそこだろうか。

若いんだろうけど年齢不詳。

いかにも田舎のおぼこ娘なのだ。

対して男は派手な黒のアロハと白いスラックスにエナメルの靴。

まったく堅気のものではない。

どこかの地方からこのヤクザに言葉巧みに口説かれて

ここ新宿までたどり着いたあたりで

初めて女が何かを拒んだかぐずったのか

それが男には気に食わない。

女は思いもしなかった男の豹変と激昂に

戸惑っている。

野次馬の先頭にいた僕はばつがわるかったので

利用者のフリをして奥のロッカーにトコトコと向かう。

オメエみたいな馬鹿はもう知らねえ!

帰れよ。帰っちまえよ!

男が凄んで女に迫った。

女は一言も発せず

身を捩らせて申し訳なさそうにしている。

業を煮やした男が女の頬を平手打ちした。

バシッと乾いた音がロッカー室に響く。

入口にたむろして固唾を呑む野次馬たちにも

緊張がはしる。

しかし誰も止めにはいらない。入れない。

それはある種の様式美でこのアナログな

ロッカールームは大道具が苦労した拵えた舞台装置で

ヤクザ者らしい男と騙されたちょっと足りない田舎娘

というか絶妙なキャスティングバランスが

ドラマの一場面のような完成度だった。

いや、もし彼女がもし、もう少し

器量がよければ、

そこに煩悩の隙も生まれ

一歩踏み出す金さんか寅さんも

いたかもしれたい。

出口付近の野次馬と

ロッカー室には男と女となぜか僕。

もう身動きとれない。

僕は完全にエキストラでロッカーを探す演技に没頭した。

 


おい!どうすんだよ!帰っちまえよ!

 


帰れるわけないよ。

彼女は新婚旅行のつもりで家を出てきたんだ。

いまさら帰れない。

男が再び小動物のような女に手を上げようとしたとき

入口の野次馬の群れを割って

二三人の警官が入ってきた。

僕をふくめ野次馬たちも安堵した。

女は俯き微動だにしなかったが

男は態度は変えて

警官の質問に

身内、身内だから。と答えると

女を振り返り

おい、行くぞと急き立てた。

女は黙ったまま席を立ち

申し訳なさそうに警官たちに会釈して

入口の野次馬の隙間から男の後を追った。

警官は何事もなかったように一件落着と

入口の観衆に解散するようたしなめた。

みんな物足りなさそうな顔で

それぞれの目的地に散っていった。

僕が最後に荷物置き場から出たときに

あの男女の姿はどこにもなかった。

あれからあの女はどうしたんだろうか。

新宿の風俗にでも売られて沈められるのかなあ

いやいやあの器量じゃそれはないか

そんな楽天的なアイデアで切なさを振り切って

東口の改札を通り抜け歌舞伎町に向かった。

 


あれから43年

たまーに想い出す。

あの黄色い帽子を被った女

凄いブスだったけど

味わいのある女性だったなあ

 

旅路の果ての2020.8

先月の30日。妹から母の容態悪化で病院から

御家族を呼び寄せたほうがと連絡あり

急遽帰省の手筈をとるも私は透析患者で

世の中コロナ騒動の真っ最中

いつも受け入れてくれてたクリニックが

院内感染のあおりで拒否!

地元に三軒ある透析医院の1つがようやく受け入れてくれました。

ただし、

PCR検査後の陰性診断書に保健所所長の捺印が条件。

大阪で探したら直近で8月28日とか

これじゃあアカンと鹿児島の保健所から

隣町のクリニックで8月3日に予約がとれて

2日に伊丹から鹿児島チェックイン

翌日妹の運転するレンタカーでドライブスルーPCR検査

これで陽性反応でたらどうなるのかしらん😂

でめでたく陰性診断が出て

翌4日火曜日から地元で透析でした。

ま、こう書くとスピーディーにインディージョーンズ

大ラストのハイティでツモった感じですが

実際はドタバタの一進一退の繰り返しで大変でした。

ひとつは地方のコロナに対する過剰な反応。

まあ、テレビが煽るから仕方ないのかなあ

で、例のPCR検査なんだけど

ええっ⁉︎ こんな太い、長い、棒入れるわけ?

3、40センチはあったよ😢

それを半分位まで入れて、痛っててて

はやく抜いてええ

抜いたなあと思ったら真ん中辺りで止めてグリグリ

痛っ、てええええ!😭

テレビと違うじゃねえか!

みんなこんな痛い検査してるの?

玉川、お前もしたのか⁉︎

うち帰って鼻かんだら鼻血

夕方まで鼻血止まらなかったもんね。

で、せっかく陰性だったのに

2週間自宅待機で母には接見禁止ですわ。

幸い母は持ち直し意識はないけど小康状態。

いつまで続くの

大阪には帰れるのはいつになるんだろう

まいったわああ