あかんたれブルース

継続はチカラかな

泥沼の満州に染まってドロドロ



話を満州にもどして

日本の謀略で満州国が樹立され、傀儡政権とした。と、されますが
それを中国がどうこういうのは筋違いじゃないか?

いまでは当然のように東北部のこの地をあたかも中国領とされているけど
ここは満州女真族の国だった。
それまでの中国の支配者だった清国の故郷です。

ここに奇妙な逆征服現象が起きました。

漢民族はたくましい。

中華鍋ひとつ背負って世界どこにでも飛び出していく
フロンティア精神にとんでいる。
華僑という国家なき王国の存在もそれだ。
ユダヤ人の世界征服云々と脅えているけれど、華僑と中東の金力は凄い。

もともと満州族の人口は多くはない。
清国支配の頃に国境がなくなった。あっても関係ないのですが(汗)
満州漢民族で溢れてしまいます。

ここに問題があるのですよね。

その後の支那事変から泥沼戦争は大失敗の暴走行為だと思うけれど
満州事変に関していえば、まあ正当性も一分も二分もあるでしょう。

満州経営にアメリカを参画させておけば違ったかもしれません。
なぜ小村寿太郎は頑なにそれを拒んだのでしょうか。

この話をもってきたのは小村の片腕だった山座円次郎でした。
山座は頭山玄洋社の社員です。

米国のユダヤ鉄道王ハリマンに南満州鉄道を売却するの案を
企画したのは、杉山茂丸だった思います。
彼以外、その外交ルートは持ち得ないからだ。

桂太郎井上馨も賛成だった。

小村はアメリカインディアン・イロコワ族の顛末を熟知していたがゆえに
頑なに拒んだのかな〜あ。とすれば少し時期尚早であって
相手を土俵にあげる前に退場を宣言したようなものです。

中国の問題。

漢民族のガラの悪さです。
そして、阿片。
中国は阿片が蔓延していました。
その切っ掛けを作ったの御存知イギリスでありアヘン戦争です。

日本はそれに手を出す。

日露戦争は借金で賄いましたが、
大東亜戦争は阿片で賄おうとした。
もともとの阿片は中東がメッカです。(この洒落わかる?)
でも第二次世界大戦で中東ルートがストップしちゃった。
需要と供給の問題がありました。

満州は阿片農園化していきます。これが儲かるんだ。

満州で阿片を天津に送れば2倍になり上海で4倍、シンガポールで8倍になる。

もうどうにも止まらない。(山本リンダ特務班長