あかんたれブルース

継続はチカラかな

中国は難しい(汗)



それは中国人にも責任がある。としました。

わたしは決して戦前の日本の暴走を擁護するものではない。
それを軍人だけのせいにする風潮もおかしいとは思う。
温厚を装ってはいるけれど
基本はイラチなので時々腹に据えかねてテレビに向かって説教したりもする。
単なる年寄りじゃないか!(涙)

この中国人の問題を国民性と特性として語ってしまうと
当時の支那通軍人がハマって罠にはまりそうなので、ここでは置くとして。
一点だけ、ここであげるとすれば、
それは「軍閥」にある。

軍閥の歴史は古いのですが、それが中国を支配しだしのは清朝の頃からです。

中国は広い。そして人も多い。
清国は施政のなかでも治安に対して手抜きをしました。
そのために各村落では自警のための匪賊や馬賊が生まれた。
団練ともいいますが、要は私設警察です。

日本にも戦後すぐに「私設銀座警察」なんていうのがありました。
徳川幕府時代にもやくざが十手を預かって二足の草鞋を云々ってありましたよね。

しかし、そんなもじゃなくてこの二男三男四男・・・のヤンキーたちは
自分の村の防衛隊と平行して他の村への略奪隊にもなる。
中国の二足の草鞋は能動的なのだ。

それが淘汰されていき、清朝末期には各地方で大きな勢力となる。
これが軍閥です。
これが群雄割拠です。それをなかば中央も黙認した。

だけでなく、官吏である袁世凱は自分の軍隊を構築させたぐらいです。
力こそがモノをいう現実が中国を支配していた。

日本はこの軍閥を利用しようとしました。

なかでも満州張作霖に期待した。
要は、良く言えば混迷する中国をまとめてほしかった。
その本音は満州の安定と既得権益と日本人の保護です。

しかし、緒戦は盗賊集団です。

これがそれぞれの利害で抗争する。

南支には孫文の国民党もありました。
孫文の影響で意識も高く例外的にまともな組織でしたが
なんせ「力」つまり軍事力が弱い。
孫文の後を継いだ蒋介石の代になると周囲の軍閥を吸収していきます。
それは同時に藍濁がまざって濁っていくことでもある。

とにかくまとまりがつかないのだ(汗)。

中国は難しい国です。

もともと、支通とか大陸思想は列強のアジア進出(植民地化)を食い止める
自主防衛の手立てとして発した。のですが、
「アジア、中国の保全」が自主独立統一から
日本がコントロールして、という思惑が付随していきます。

これは軍部だけの発想ではない。
日本はアジアの一員であるとは別に列強の一員である自負と気遣い迎合と
そして驕りが生まれた。
これが「誤った優越感」という奴です。

そのことを一部の支那通軍人もわかっているのだけれど
どうにもこうにも流されてしまいます。

中国は難しい国です。