あかんたれブルース

継続はチカラかな

結局は利権と派閥争い

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メディアと民主主義(9)


米騒動から鈴木商店焼き討ち、そして西原借款に絡む
寺内内閣糾弾と朝日新聞の関係。

の前に、満州と中国の関係を再度おさらいです。

だいたい満州事変に対しても歴史認識としては「悪」とされている。
事変ですからね。満州事変の支那事変の同様に考えられている。

でもさ、満州事変の仕掛け人である石原莞爾支那事変を暴走だと強く否定した。
それに対して後輩の武藤章A級戦犯として死刑)に
「彼らはあなたの手口を踏襲したんですよ」といわれて絶句する。

石原莞爾にとって、満州事変と支那事変の絶句するほどの違いはなにか?

たとえば、当時の中国を日本に置き換えたとします。
日本の政府・官僚は腐敗して、韓国から攻められ韓国人に支配されたとします。
ながく朝鮮民族の支配が続く中で日本人は大和民族の独立を求めた。
その韓日帝国も腐敗して瓦解し、朝鮮民族朝鮮半島に帰る。のですが
少数民族の韓国人が日本を支配している間に日本人の移民が
韓国国内にすっかり根付いていた。

それ以前から、米国は日本独立を援助していました。
沖縄の独立。そして沖縄は米国の支配下と思ってください。
その支援のなかで、日本が独立した場合は韓国をもらう密約を革命家豚骨麺とかわしていた。

革命が成功したといっても日本は利権で軍閥が群雄割拠しています。
大きくわけて3つ。

(1)九州を拠点にする革命政府の豚骨麺とその後継者モツ鍋が
(2)本州は旧体制を実力者蕎麦麺たちが(一枚岩ではありませんが)
(3)朝鮮半島は辛子明太子の軍閥が支配した。三国鼎立です。

でも、もともと朝鮮半島は日本の領土ではありません。
ところが日本が独立すると朝鮮半島も自分の国だといいだした。
日本にいた在日朝鮮人と旧王朝の皇帝キムチは帰る所がない。
日本を支配下においていた間にすっかり日本のベンチャーさんが住みついていた。

(2)と(3)には米国政府が支援していました。
このどちらかが三国時代に終止符を打って日本を統一するだろうと
先物買いをしていたのです。

(3)は米国の民間人ヘッド・マウンテン氏やワン・ペット氏が応援していた。

結果は予想に反して(3)の九州勢が優勢になっていきます。
そして朝鮮の主権を訴えだした。
おいおい、約束が違うじゃないか。といっても聞かない。
そんななかで「西原借款」や「満州事変」は起きていったのです。

この説明でどうでしょう。
米国が画策して作った朝鮮国は傀儡政権とされますが
とは別に、日本が朝鮮を自国だとするのも変な話ではないでしょうか。
解りやすくするための例えなのですが、わかる?
よけいに混乱したりなんかして(汗)


話を現実の歴史に戻します。

要は、満州は中国ではなく満州民族の故郷、固有の土地です。
問題はそこに多数の漢民族が住みついて
そこの権力者も張作霖という中国軍閥が支配していた。
日本は張作霖を援助して、中国勢力からの独立を支援した。
そして、(満州清朝ラストエンペラーの溥儀をそこの王にした。
それが満州事変という事件の内訳です。

西原借款は中国との折衝のなかで生まれた支援援助資金ですが
これ(寺内内閣)を朝日新聞は激しく糾弾した。

というのは朝日のバックには三井財閥がいた。
三井なども中国には個別に支援していました。
みんな統一後の中国の利権のため投資していたのです。
それと、寺内の朝鮮勢力を主体とする西原借款と利害対立が生まれたのです。
それまでの投資が反古になってしまいますからね。

また、朝日新聞日露戦争後あたりから
社内派閥争いが激しくなります。
社主の村山派と上野派の対立。
朝日新聞が揺れるのは時代環境(政府・軍部の圧力)にもよるのでしょうが、
基本はこの社内の派閥争いです。
これも組織が大きくなった宿命でしょうかね。