あかんたれブルース

継続はチカラかな

どんどん尽くしてみた結果

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メディアと民主主義(10)


西原借款とはなにか?

要は中国の一勢力の軍閥
「無手数料」「無割引」「不確実担保」でお金を貸すというもの。

当時の中国は
南支を孫文蒋介石の国民党
北京を袁世凱の後継者・段祺端
満州張作霖という三国鼎立だったと
表現しましたが

日本(寺内内閣)は段祺端派が中国を統一するだろうと考え、
側近西原亀三の提案で実行された支援(宥和)政策です。
その額、1億4500万円!

この金は日本興行銀行、台湾銀行朝鮮銀行から捻出。
これが昨日記した朝鮮組です。

で、これに南支国民党を援助していた三井と大阪朝日新聞がガッチリ組んで
寺内内閣を糾弾したわけです。

ま、寺内も性格がアレだしスケベだし、擁護するのも悩ましいですが
なんというか、朝日新聞側もただ単なる正義というわけでもない。
三井の代弁者といわれても仕方ないわけです。

結局、このお金は朝日の予想と祈り通り回収不能になってしまう。
結局結局、国民負担になってしまう。

さあ、朝日は正しいか?


ここなんですよね。ジャッジの難しいところは。
当時の中国、辛亥革命成功清朝瓦解までは日本との関係も良好でしたが
次第にギクシャクしていきます。
治安も悪くて邦人が虐殺される事件も徐々に増えていきます。
日本は早く中国が統一してくれることを願った。
そのなかで袁世凱・段祺端派が最右翼とみたのですが、とほほでして。
見る目がなかったってことでしょう。
この段祺端がどうしようもなくて哀れ北洋軍閥は分裂となります。
再び、群雄割拠で混沌となる。
また、統一意識が高まるにつれて漢民族ナショナリズムが昂揚していって
反欧米が反日、抗日に変容していく。
こうなったら下手に統一しないでほしいと考える者も出てくるわで
色々です。利権も絡んでいますからねえ(汗)。

難しい国、難しい民族なのです。昔から
チャイナリスクチャイナシンドロームなのだ(涙)
対して、一部の日本人もよくない。
それと、中国人と日本人
忘れちゃいけないのが人口の差です。
10対1ですからね。

どちらも「不信感」が募る。

これ、キーポイントです。今度のテストに必ず出ます。
じゃなかった、朝日と昭和天皇の戦争責任として後で記事にします。必ず。