あかんたれブルース

継続はチカラかな

バージニア司馬さんなんてこわくない

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メディアと民主主義(14)


これより後半に突入します。
前半は関東大震災の報道まででしたが、
この時、政府は震災手形を発行する。これが後々大変な問題を引き起こす。
この件は後半の細川隆元の巻で詳しく紹介します。

後半は体裁を得意の人物伝でまとめてみます。
中野正剛
緒方竹虎
美土路昌一
石井光次郎
佐々弘雄
尾崎秀実
笠信太郎
下村宏
細川隆元
河野一郎などといった感じですかね。

ということで、本日は予告だけ(汗)。
いろいろ忙しくなってきました。途切れ途切れになるかもしれません。
えっ? そんなに期待していない?
ま、そういう身も蓋もないこといわないで(涙)
歴史認識云々とだけじゃなくて
私たちは知らないことが多すぎるのです。
そういう手薄な材料でああでもないこうでもないって言っても
埒があかないはずあないですか。
それに、
マスコミ批判をするのは簡単ですが、
その何が問題なのか?
ここをきっちりと押さえないと、逆に足をすくわれます。

昨年、NHKスペシャ大河ドラマ坂の上の雲」の日清戦争の件で
原作にないエピソードが盛り込まれていた。
この件ではオノコロさんが憤って、NHKのプロジェクトジャパンを非難していた。
比較的温厚な馬太郎でも(誰が?)
あれはちょっと不味いなと、思った。記事にもした。

もともと、『坂の上の雲』はそれ自体の放送に批判的な一部の意見があり、
放送が難しいといわれた作品です。
この一部とは、国民のどれほどの比率か? 数パーセントでしょう。
多く見積もっても2割はない。
そんなことはない!と怒る人もいかもしれいけれど
実際には6割の人が無関心ですからね。
だったら、一対一じゃないか。ではない。そうじゃないでしょう。

だいたい『坂の上の雲』を読んだことがあるのか?
「日本の侵略戦争を肯定する」とかなんとかの批評だけで
なんだかんだ言ってる人が多いのではないでしょうか。
司馬さんは肯定なんかしていませんよ。
だから右からも左からも批判されているんだ。
いいツラの皮です。

実際、わたしら世代から下はほとんど司馬さん読んでいません。
編集者も読んでいない事実を知ってびっくり仰天です。

マスメディアについてのこの一連の記事でも書いてきましたが、
とかく雰囲気だけで流されてしまうのが私たちの悪い癖なのだ。
やっぱり、自分の頭で考え判断しないといけない。

なぜ、そんなに過剰反応するのか。
司馬さんは恐くなし難しくないよ。まず読もう、観よう。
今年は旅順攻略がメインだと思います。
戦争の悲惨さ、軍官僚の愚かさが、遺憾なく描かれます。
戦争反対を唱える人は必見だぞ。

なに? 戦場になった中国は迷惑この上ない?

満州は中国領じゃないぞ。
なぜ、そこにロシア軍がいるのか? なぜそこが中国領なのか?
そういうところから、足場を固めることが
よろしいのではないでしょうか。

日露戦争はロシア対日英同盟に裏で清国が加勢していたのです。


次回はコーリャン畑で捕まえて