あなたって不思議(3)
「どこかに私の王子様はいないかなあ」
「いるよ、ここに」
「王子じゃなくてオジさんじゃん。お爺さん」
女子ってものはいつでも白馬の王子様を求めている。
女子からおばさんになってもおばあさんになっても
実はこの願望はなくならない。
そこでわたしはインドの山奥で修行して
(同期はレインボーマンと中村天風)
白馬の王子を目指したのですが
どういうわけか白い馬には乗らずに徒歩で徘徊するオジさん
見る人によってはお爺さん(個人差があります)
の馬太郎だよ~ん
「彼女、この花を君に」
「仏壇の花じゃないか!」
「気は心、真心を君に」
「いらん」
困ったもんだ。多くの女性たちが
白馬の王子は若くて白いタイツでロン毛で彫が深くてハーフで
高学歴で長身で高収入とマインドコントロールされている。
ここに白馬の王子がいるのに
(解説)
白い馬太郎は今日は八王子を徘徊しています。
白いタイツではなくキャメルの股引です。ズボン? なんですかそれ
なぜ白いか、わたしのキャメルのなかにはホワイトアスパラがいるんだよ。
「ほら」
「なんか土左衛門のようね」
「蘇生させてくれ。レッツ、マウスtoホワイトアスパラ」
・・・
あなたって不思議だわ
あなたっていくつなの
52歳8ヵ月