根本的な勘違い（3）
プルクワさんが提示してくれた
とある天才青年の話を読みながら
彼がただＩＱだけではなく、精神的に成熟している
というくだりで、ああナルホドなとヒザを叩いた話は
昨日したなあ・・・
最近忘れっぽくて（汗）
あと一週間すると53だよ（涙）
このままうとうとっと寝て目が覚めたら還暦とか
ひょっとしたら死んでるかもしれない。
としてもおかしくな年頃だ。
「早すぎる死」なんていわれるほど期待もされてないし。
時間のスピードが年代によって異なる。加速している。
こういう話はよくしますよね。
精神の成熟とはこの時間のなかにあります。
子供大国シリーズで指摘した稚拙化も
このことを言いたかったのだ。
でもそれがなぜなのかを、
豊かさぐらいにしか捉えきれていなかった。
だけじゃなく、これは教育の問題が大きい。
親とか、家庭での教育
当然、学校教育。そして社会教育。
社会教育でいうと、わたしの体験からいうとですね
わたしたち世代のひとまわり上の団塊世代が
なにも教えなかった気がする。傾向としてだよ。
ひとつは、社会変革が激しくてそれについていけてない。
だから教えられなかった。というのもあるでしょう。
もうひとつは、意地悪だから。
とにかく貶す、否定する、ダメ出しばかりだった。
専門家によると、団塊世代は競争率が激しくて
ま、サル山のサルみたいなものだそうです。
で、私達の下の世代となると新人類で
他人に対して無関心な人たちが多かった。
この頃からかな、なみょうな個人主義が流行りだしたのも。
ま、そういうわけで社会教育っていうのが廃れてしまったわけです。
都市化、核家族化、少子化とかですからねえ
子供の頃に遊びで学ぼうといっても環境から変わってしまった。
うちの近所にはわりと公園は多いのですが
ボール遊びはダメです。
他の人の迷惑になるということだけど
他の人って・・・オヤジと爺と婆がベンチで缶チューハイ煽ってる。
年中花見やってるんじゃない！
公園を子供に開放しろ。
と思うのだが、子供は滑り台の上でたむろして
ゲーム機いじってる。よくてカードゲームさ。
七年前ぐらいだったらわたしもドッジボールおじさんとして
この界隈じゃブイブイいわせたものですが
四十肩から挫折し、いまじゃ冥土の途上の河口湖インターあたり。
愚痴ってもしょうがない。
ま、とにかく、現在の私達日本人は精神的な成熟が滞っている。
大人子供しています。
一見大人っぽいのも、シャにかまえているだけで
なんかたんなる勘違い野郎なんだな。
世界観が狭いのだ。
そういう狭い世界で、重箱の隅を突いているから
閉塞もするだろうし、身を持ち崩すよ、そりゃあ。
ピーターパンとかシンデレラとかのシンドロームというのも
そんなもんだったんですかね。読んでないから知らんけど。
なんにでもなれる。
そういう永遠のドリームビジョンは
人生の折り返し地点35歳で大きく変わるものだ。わたしの場合はね。
ただ、そうでもない人たちが多いのだろうな。
だから、常に不満を背負っている。
こんなはずじゃないと。
で、だれかのせいにする。もしく嫉妬する。
こういのはよくないと思うよ。
自分の運気をおとしてしまうものです。
打開策はひとつ。
世界観をひろげる工夫をする。
「どうやって？」
勉強でもするんでしょうかね。
「えええっ（嫌）」
本を読んだり、旅してみたり、色々な人と出会って接して
恋をするのもいいだろし、孤独のなかで悩むもよし。
「めんどくさい」
そんなこといったって、時間は刻一刻と目減りしてるんだから
生きてることをめんどくさがっても話にならんでしょ。
話はサクサクすすみます。
